ドキュメント単独行遭難

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ドキュメント単独行遭難

  • 著者名:羽根田治
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 山と溪谷社(2014/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635140195

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内容説明

『ドキュメント遭難』シリーズの単独行編。 増加の一途をたどる山岳遭難事故のなかでも、例年高い割合を占めているのが単独行者の事故。 2010年度の警察庁の統計によると、全遭難者数2396人のうち、単独行だったのは前年より120人も多い787人で、全体の32.8%を占める高い割合となっている(遭難者『ドキュメント遭難』シリーズの単独行編。 増加の一途をたどる山岳遭難事故のなかでも、例年高い割合を占めているのが単独行者の事故。 2010年度の警察庁の統計によると、全遭難者数2396人のうち、単独行だったのは前年より120人も多い787人で、全体の32.8%を占める高い割合となっている(遭難者の3人にひとりが単独行者となる計算)。 また、単独行の遭難者のうち死者・行方不明者は、全単独遭難者の21.6%にあたる170人で、パーティを組んでいる(2人以上の)登山者における死者・行方不明者の割合(7.7%)と比較すると、約2倍となっている。 単独行における遭難のリスクの高さはかねてから指摘されているところであり、警察や民間の救助隊は長年にわたって「単独行は控えるように」と登山者に呼び掛けてきた。 しかし、単独行の人気は依然高く、近年は若者の単独行者も増えつつある。 本書は、山岳遭難関連書の第一人者、羽根田治氏が、単独行遭難の実例を詳細にレポート。単独行という形態を否定するのではなく、過去の遭難事例を検証することによって、単独行を楽しむために登山者が行なうべきリスクマネジメントについて考える。

目次

奥秩父・唐松尾山 二〇〇八年五月
北海道・羅臼岳 二〇一一年六月二十二日
秩父・両神山 二〇一〇年八月
北アルプス・徳本峠 二〇〇七年八月
加越山地・白山 二〇一一年八月九日
北アルプス・奥穂高岳 二〇一一年一〇月
尾瀬・尾瀬ヶ原 二〇一〇年一月
単独行についての考察

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

63
初読。2016年21冊め。単独行が気楽でいいというのはわかってきた。けれどまだ自信がないし、こういうのを読んでしまうとおいそれとは行こうと思えない。2016/01/11

NADIA

54
自然と振れ合うために山に登るという人は多いだろう。その中でも「一人で登った方がより大自然を満喫できる」と思う人は、登山の前にこの本を読んでほしい。道迷いも滑落もパーティ登山ならば遭難に至らなくても、単独行だと事故になるケースが多く紹介されている。そして、登山届は必ず提出をしてほしい。中には登山届を出したがために、当人が遭難しているつもりがないままヘリが迎えに来てしまったケースも紹介されていたが、助けが欲しいのに来ないよりはいいだろう。単独でクマに遭遇パターンは最悪…そんなケースは紹介されていないけどね。2022/08/26

蘭奢待

49
この夏休みは山に入ろうと計画していたが、台風10号のおかげで取りやめ。計画していた頃に準備がてらこの本を手に取った。 迫真の遭難記録。滑落し重傷を負い身動きが取れなくなるケースが最も怖い。大量出血、開放骨折など、怖気をふるわせられる。遭難の原因や、遭難の様子、自己対処など、単独行好きな自分としてはとても参考になった。2019/08/25

よし

18
シリーズものを続けて読んでいるので、どうしても感想が似てきてしまうが、こちらも最後まで楽しく読んだ。日常で体験することのない、生への執着を感じられるドキュメントだからこそ、惹かれるのかもしれない。ちなみに登山は一度もしたことはない。2021/07/12

mj

16
危険も多いようですが、たしかにソロは気楽でいい。せっかくの休日、いろいろなことから解放され、気を遣わずに楽しみたいものです。ですが、安全対策わすれずに。2015/10/16

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