光文社知恵の森文庫<br> 家族のゆくえ

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光文社知恵の森文庫
家族のゆくえ

  • 著者名:吉本隆明
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2012/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334786076
  • NDC分類:367.3

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内容説明

著者は太宰治の「家族の幸福は諸悪のもと」という言葉に感銘を受け、こだわってきた。脆くて、しかし大切な“人生最大のドラマ”である家族とどう向き合い、いかに維持していけばよいのか。子育ての勘どころとは? 夫婦のあり方とは? 老いとは何か? 晩年の著者が、自らの体験をふまえつつ、混迷を深め複雑化する現代家族の問題に挑む!

目次

序章 家族論の場所
第1章 母と子の親和力―乳幼児期
第2章 「遊び」が生活のすべてである―少年少女期
第3章 性の情操が入ってくる―前思春期・思春期
第4章 変容する男女関係―成人期
第5章 老いとは何か―老年期
補註 対幻想論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイキ

4
「普通、〈やる〉ことは〈考える〉ことより大切だとおもわれがちだが、わたしはそんなことは信じていない。わたしが埴谷雄高さんに感心する点もそこにあった。あの人は花田清輝との論争のなかで、クモの巣のかかったような部屋に引きこもっていたって革命家は革命家なんだ、と明言した。そこまで言い切った人はいない。世界中にひとりもいないといってよかった。(略)考えることを構想する人が過半数を超えれば考えただけでも変わるのだ、この世界もこの国家も。」(第一章 母と子の親和力【乳幼児期】)2019/11/25

Mumiu

3
学生時代、とりあえずレポート論文の参考に吉本隆明と書いて満足してたので、「言語にとって美とはなにか」とか「共同幻想論」とかに比べたら読みやすい(しかもその二つを読んだとは言い難い!)。幼児期における母親の存在強調、愛情欠如などの問題は理解できるが、実現できない人も多い現実を直視してほしい。とはいえ、彼はわたしにとってはやはりアイドルの一人。ほかも少しずつ読んでいきたい。高校生の娘が「この人ってばななさんのお父さん?」と聞きました。それくらいはわかってる彼女もかわいいし、確かにわたしの娘だよな~と感心♪2013/02/23

yutaro sata

2
教師について書いているところなんかが好きですね。安心します。2022/04/24

かやん

1
「少年少女期は遊びが生活のすべてである」「軒遊び」親の傍らでの生活と外の生活との中間。小学校の中休みとかもそんな感じ。小学校の先生は子どもと一緒になって遊んでいればいい、遊びながら生徒は聞いている。それは今の学校にはないだろう。でも私の子ども時代は確かに「軒遊び」の時期が存在していたように思う。受験のための勉強を10歳かそこらの子に当たり前のように強いる現実、その反面見守る親や親の代わりが誰も居ず、放置される子どももいる。子どもを産み育てるとはなんなのか、著者の言葉は少し強引だがわかる気がする。2015/04/08

Brenda

1
子育てに対する責任は母親が負う、と明言する基本姿勢と同時に、論理の中では、男性=父親(=筆者)の育児への立ち位置が愉快なくらい「蚊帳の外」なので驚く。でも一方で、かつて幼いばななさんたちを公園に連れて行っていた経験があると書かれていて、のちに娘たちに「お父さんは、遊ばせてくれたけど、一緒に遊んではくれなかった」と言われたことに本気で凹んだと振り返っており、微笑ましい。まあ、知の巨人だからなあ、と一呼吸置きながら読了。2014/01/21

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