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内容説明
「世間」の言うことは嘘ばかり。人生の問題は気づいたときには遅すぎます。世間の目など相手せず、自分のための人生を送る方法を、西洋文学や仏教を題材にわかりやすく解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
48
世間なんか気にせずもっと自由にのびのびと生きよ、それが本当の人生の生き方、真理を突いた内容でリタイヤした世代には心地よい響きであるが現役世代がこの考え通り実践すると組織からはみ出すリスクがる、それほど難しいテーマでもある。2015/07/30
ブルー
18
「人生の旅に目的地なんてない」ひろ先生らしいお話。2015/08/12
テツ
14
到達できる筈もない理想に至るためにどれだけ苦労しようがそれは御自身の勝手だけれど、その手の方は往々にして他者にまでそうした頭のおかしい理想を強要しがちだ。これどう考えても自分のためにも他人のためにもならない意味のない苦行でしかないんですよね。人生が丸ごと無意味なことは明白であって、各々がそこに好きなように「私はこのために存在した」と刻めばいいのだけれど、それが何の意味もないのに自らが手にした苦しみでいいのかというお話。あなたは苦しむために生まれてきたんじゃないでしょ?ならやめようぜ。2023/04/18
黒頭巾ちゃん
13
「そのまんま」生きようと提唱する内容です 基本思想は ・仏教:人は完全ではない→善人にはなれない→ならなくてよい→無理しなくてよい。人は欲深い凡夫 ・モーム:人生には意味がない→求めると無理する、労働懲罰説。現代の人々は世間の目を気にするばかり、労働呪縛から解放できないことをうれいています。社蓄、労働奴隷といってもよいでしょうか?その世間というのは、経営者、資本家です。彼らにしてみれば、少ない賃金でたくさん労働してくれることが最高ですから、「労働賛美」をしますね。生きがいや自己実現などとすり替えます。2012/07/21
大先生
11
自分は自分。世間に振り回されるのはやめて、そのまんまの自分で生きていきましょう!というお馴染みの内容(笑)「善人のやめ方」というタイトルですが、元々善人なんていないそうです。私も「善人」をやめたくて本書を手に取ったのですが…どうやら不要だったようですね(苦笑)。更に自分のことを善人だと思っている人は皆「偽善者」だという指摘も…。2021/08/21