あやしや/いなき

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あやしや/いなき

  • ISBN:9784062838085

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内容説明

都市国家・八百八町の辺境で桜の精とともに隠遁生活を送る素浪人・いなき。彼はかつて、世界の維持を担う管理者・雷穢忌役の暗殺者であった。歌舞伎町地下街の大量行方不明事件の依頼を受けた彼は、世界を破滅させる陰謀、そして己の過去と遭遇する。虐殺の血霞と業火を吹き散らし現れたのは因縁の女。いなきの妻子を斬殺した、怪物と畏れられる最強の武仙だった……。第4回BOXAIR新人賞受賞の新感覚サイバー時代劇見参!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kasai

2
コンピューター上に作られた仮想世界でチャンバラする話。チャンバラに相当力を入れていてはったりを利かせている一方、桜の精とのコントは飾るところなく素の感じが出てて不思議な感触だった。チャンバラシーンは全体的に良かったが、最後のエピローグが必要だったとはいえああいう形で終わるのは読後感がよろしくなくて残念だったかな。というか桜の精が目立ってないよ。最後帰れよ。まあ、面白かったです。続くと良いね。2012/07/22

秋山真琴

2
どこかのコンピュータ上に再現された仮想現実、八百八町。内藤新宿の西、箱根山に粗末な庵を構える素浪人が駆け巡る、サイバー時代劇。読み出しは、ケレン味に満ち溢れた筆致に読みにくさを覚え苦労したものの、その内に諦めがついて、慣用句その他を同音異義語でいじくり回す文章を華麗にスルーしつつ、和風電脳武侠を純粋に楽しんだ。が、驚いたのは第5章。異なる次元の住人が介入したきた途端に、ディストピアを扱うサイバーパンクに変質した。バランスに難はあるけれど、総じて面白かった。個人的にはアクションよりSF寄りの方が読みたい。2012/07/13

kyuuki

1
初っ端から舞台明かした上で延々と偽時代劇。挙げ句の果ては後半に超展開。この物語はなにが語りたい? 文章も相当の悪文。 2012/09/21

名無しのオプ

1
荒川沖にできたトイザらス日本一号店はもう閉店してしまってないのねえ……(挨拶)。デジタル時代劇、同音異義語を操る手筋はなかなか興味深かった……のですが。果実ごろっとミックスジュース、ただし混ざりの足りない、という印象。SF、時代物、ファンタジィ、どのジャンルとしてみてもなんか喰い足らない感じがして。せっかくのおいしい作品なのに最後の仕上げが足りていないように思えた。時代物で行くならもっとSF要素減らすとか、SFで行くなら時代物の要素を削るとかしたら良かったのかなあ……2012/07/23

北斗

0
最初から最後まで「よくわからない」ってのが印象。結局作者は何が言いたくて、キャラクターに何をさせたいのかが判らん。つーかキャラ自体が掴めん。いきなり"AIです"って言われても「ぉ、おう…」としかならんわ2014/07/16

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