内容説明
仏教とは自らの「悩みの解決法」です。だから当然、生きている人のためのものであって、死者の供養のためのものではありません。日本で仏教と思われている風習は形骸化しています。ちゃんとした仏教というものに、やさしく深く触れられるのが本書です。人生を“よい”加減に、少し遠くから達観する視点が身につき、生きるのがラクになります。
目次
1章 悩んだとき心がラクになる考え方(仏教とは、「悩みの解決法」である 欲張っているから悩みが起こる あきらめることで、ラクになる ほか)
2章 穏やかに生きるための仏教の教え(仏教での「ご利益」とは? 「悟り」とは、どのような状態? 「縁起」って、そもそも何? ほか)
3章 悩みの解決法(怒りっぽい自分を何とかしたい 悲しみから立ち直れない どうしても嫉妬してしまう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
10
誰か・何かに腹を立てて怒ってしまう時、怒りの原因はそれらではなく、自分自身の考え方にある。自分の中に「こうあるべきだ」という望みがあり、それに合致しないからこそ「怒り」という感情が生じるのだ▼日常会話における文脈では、怒りの原因は他人の言動や行動であろう。しかし、著者が説くように、より源流に近い原因は「自分自身の期待・思い込み」である。「怒りは自分自身が生み出しているもの」なのだ▼この考え方は客観的真理だと言っていいと思う。信仰心がどうとかが出てくる余地はない。これぞ本来の仏教の一端だ。2020/02/20
アルカリオン
6
書名通りの内容をわかりやすく、読みやすい文章で綴っている。「拝む仏教」ではなく、釈迦の合理的思考を軸にしており、納得できる内容▼仏教の根本には「差別しない」精神があるはずなのに、ブッダの像が普通の人間とは異なる「神話的特徴」を有していることを批判している。この点にも共感しながら面白く読んだ。2020/02/13
レモネード
1
仏教についてとても分かりやすく、「そうなんだよなぁ~」って感じ。「シンプルに生きよう」と思えるようで心が軽くなる気がしました。背負っている荷物をおろしたいと思う人にはいいかも。おすすめです。2015/01/18
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