内容説明
何科に行けばいいか、わからない。科から科へ、たらい回しにされた。挙げ句、病名も判明しない。こうした悩みを解決するのが、総合診療医です。専門化が進む医療界で、人間の体を、心臓や胃といった部分ではなく、ひとつのつながりあるものとして捉えます。NHKの人気番組「総合診療医ドクターG」に出演する7人のドクターたちが、急に気を失う、謎の腹痛、足がだるいといった14のケースを徹底究明。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおっき~
1
NHKのテレビ番組「総合診療医ドクターG」の書籍版。番組とは異なりベテラン総合診療医が遭遇した患者の身体所見から、論理的に様々な病気の可能性を推理し、診断を下す過程が紹介されている。単純な症状に隠れた病気を、問診により掘り下げ、最終診断に至る過程は平坦では無いし、各科の専門分野についても横断的に活用出来る知識の引出しが必要である分、総合診療医のハードルは高いのだろうな、と思った。最後の解説に、検査の重要性はさほど高くなく(1割)、ほぼきっちりした病歴と身体所見のみで8割方、診断を下せるのは何十年前から変わ2016/05/20
K
0
いつも見ている「総合診療医 ドクターG」の書籍版。考えられる病名を挙げてふるい落としていく過程が書籍だとだいぶ省かれてしまっている印象はあるけれど、まあ有意義な本。何度か番組で拝見した先生も本に登場したが、その場の容体や自分の経験から「こういう症状の人はね、だいたいこうなんですよ」などと無礼かつおざなりに診断を出すのではなく、問診や病歴を重んじる姿勢に、どうせ病気になるならこういうお医者さんに診てもらう方がいいなと思わされる。2014/09/24
ルンビ
0
けっこう面白かったです。医者が診断名つけるのに、一つ一つ症状・言動で推理してるのかと思いました。まぁ、全医者がそうだとは思いませんが2013/06/17
ぱんぷきん
0
「総合診療医ドクターG」の番組そのものは未見。しかし、本書を読むだけでも非常に意義の大きい番組だと感じられた。ありがちな症状から複数の病気を上げ、一つ一つの可能性を剥ぎ落としていく。私は炎症性腸疾患ばかり調べてたので、ベーチェット病の回が一番理解しやすかった。ただ、これは読者よりも内科医こそが読むべき、見るべきものだと思う。内科は最初に受診することが多いからこそ一番診断能力が問われなければならない。検査して分かりやすい所見が見当たらないと精神科に行けという医者があまりにも多すぎる。番組の終了が惜しまれる。2022/03/14
みこよこ
0
NHKの番組「総合診療医ドクターG」を書籍化したもの。、ドクターが患者の問診を元にいろんな可能性を挙げてはつぶし、あらゆる方面から病気を推理していく医療エンターテインメント番組です。ドクターGとして何人かの現役ドクターが出演していますが、その中に福井大学医学部の先生がいらっしゃって、ちょっとうれしかったです。2012/08/28
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