内容説明
ベストセラー『般若心教、「心の大そうじ」』の僧侶が教える、煩悩を生きる力に変える方法。「腹が立つ」「怠けたい」「お金持ちになりたい」「嫌われたくない」―。そんなあなたでも、大丈夫。私たちを煩(わずら)わせ、悩ますと書く「煩悩」。煩悩は、そのままにしておけば、私たちの心を沈ませるおもりのようなものです。しかし、煩悩を上手に処理してあげることで、心がおだやかな状態が、ぐーんと持ちあがります。煩悩が重いほど、善い心も高く持ちあがる―。この力が「煩悩力」です。本書は、毎日の暮らしの中で煩悩と上手に付き合うコツを紹介。数多くの具体例が載っている、レッスン形式の一冊です。
目次
1 煩悩はなぜ生まれる?<br/>2 煩悩を見つめる―基本編(欲望にとらわれる―忿 怒る―瞋 あやまちを認めない―覆 疑う―疑 ねたむ―嫉 勝ち負けにこだわる―恨 くよくよする―悔 けちになる―慳 集中力がない―散乱 嘘をつく―誑 頑固になる―悩 自己中心的になる―僑 なまける―懈怠 へつらう―諂)<br/>3 煩悩を見つめる―応用編(ずうずうしくなる―無慚・無愧 軽はずみになる―掉挙 後回しにする―不正知 ふさぎこむ―〓(こん)沈<br/>思いこむ―悪見<br/>目的を忘れる―失念<br/>次々と欲しくなる―貪<br/>人や生き物を傷つける―害<br/>不信感が消えない―不信<br/>変化を恐れる―痴)