サイエンス・アイ新書<br> 毒草・薬草事典 命にかかわる毒草から和漢・西洋薬、園芸植物として使われているものまで

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サイエンス・アイ新書
毒草・薬草事典 命にかかわる毒草から和漢・西洋薬、園芸植物として使われているものまで

  • 著者名:船山信次【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • SBクリエイティブ(2014/04発売)
  • 天高し!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~10/6)
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  • ISBN:9784797342697

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内容説明

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人々は昔から身近にある植物を、さまざまな薬として使いつつ、その毒性にも注目してきた。毒草と薬草は、まさに表裏一体。人間の使い方次第でどちらにも変わりうるのだ。本書はおもに国内で見られる代表的な毒草・薬草について、旬の時期の写真、解説、そして化学式のセットでその奥深さを詳細に語っていく。紙上で展開される毒草・薬草の観賞会、いざご覧あれ。

※こんな方に特にオススメ
・毒草と薬草の違いを科学的に学びたい方
・身近な雑草に関する知識を、もうワンランク深めたい方
・毒や薬になる植物と、日本人がどうつきあってきたかを知りたい方

※著者からのメッセージ(「はじめに」より)
 トリカブトはヒトにとっては猛毒な植物として知られている。しかしながら、トリカブトの根に加工を加えたものは、漢方では附子や烏頭といった名称で漢方処方用薬として使用される重要な生薬でもある。すなわち、トリカブトは毒草であるとともに薬草でもあるということになる。
 一方、ふつうに食べられているワラビには動物実験で100%発がんさせることのできる化合物が含まれているといったら、おそらく多くの人は驚くであろう。しかし、だからといってワラビは毒草だとして食べるのをやめる人はいるまい。実は、ワラビを食べるときには灰汁抜きということをやるが、この灰汁抜きによって、私たちは発がん物質の摂取を実にうまく避けているのである。
 結局、毒草や薬草というのは、ヒトの側の都合でいっているだけで、毒草となるも、薬草となるも、要はそれぞれの植物の人間の側の使い方であるということになる。すなわち、ある植物が毒草や薬草という性質をもっているのではなく、毒草や薬草という評価は、あくまでも、その結果についての人間の側の判断による。

目次

序章 毒と薬と植物
第1章 命にかかわる毒草・薬草
第2章 意外な毒草・薬草
第3章 和漢薬・西洋薬と毒草・薬草
第4章 食物と毒草・薬草
第5章 園芸植物と毒草・薬草

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

骨ゆん

7
よく知られる植物の雑学書。紹介されている植物ほぼ全てに写真があり、文章も簡潔でわかりやすい。因みに全てカラーである。軽く知識を広げたい人にお勧め。2014/07/18

たか

6
花に比べたら地味ですがこれはこれでよさがある。2016/05/19

Akihiro Nishio

3
内容が豊かで大変面白い本だった。これだけの内容を1回で把握するのは無理なので何回か読みたい。一番おどろいたのは、ヒガンバナの球根からガランタミンが抽出できるということ。これって、最近発売された認知症の薬の成分そのままじゃないか!2012/06/27

phmchb

2
図書館本。2023/12/30

そら

2
身の回りには、たくさんの毒性植物が溢れていて、これも?と驚き面白かったです。2014/04/30

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