ハーレクイン プレシャス・スカイ

著者名：シャロン・サラ【著者名】/新井ひろみ【翻訳者名】

ハーレクイン（2012/06発売）

• ISBN：9784596915030

内容説明

運命はかくも残酷なのかと、アマリーは涙に潤む目で天を仰いだ。最愛の祖母を亡くしたのは先日のこと。天涯孤独になった彼女は祖母が遺した屋敷に住むため帰郷したのだが、そこに現れたのが4人の男たちだった。彼らは追われる身らしく、たちまち屋敷を占拠すると、怯えるアマリーを軟禁したのだ。そんな彼らの中に異彩を放つ男がいた。その男ニックは風貌も他の荒くれ者と違って洗練され、絶対に君を守ると真摯な表情でアマリーに誓った。ばかげている……頭ではそうわかっていても、今のアマリーには彼の言葉だけが支えだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆう]

図書館本。3部作ラスト。麻薬取締局捜査官ヒーロー×元美術教師ヒロイン。竜巻の日の出来事の最後の謎、竜巻で壊れた拘置所から逃走した4人。その内の1人が実は潜入捜査官で、逃げた先で押し入った家のヒロインとロマンス展開。逃走犯のうちの1人がろくでなしにも程があってイライラ。そんな最低男からアマリーを守るニックがかっこよかった。アマリーは最近読んだなかでは一番薄幸のヒロイン。不運すぎる。。ぜひニックに幸せしてもらって欲しいなぁ。

2017/06/03

[choco]

3部作ラスト。1作目の裏でこんなことが進行してたのね。猟奇的なルーに追われてるのにH/H二人何やってんのとか。展開は読めまくりです。ワル側のお兄ちゃん思いウェイマンがなぜかお気に入りに笑。1作目ほどは感動薄。

2017/06/04

[Rin]

スカイシリーズ三部作の③、潜入捜査官ニックと銃撃事件のトラウマを持つアマリー。ボルドレーズを襲った竜巻に絡む事件3つ目、拘置所を脱走した犯罪者四人(のうち一人が潜入したニック)の件。ニックが潜入捜査官だとシリーズ一作目から触れられているが、そうと知らないアマリーには可哀想な展開。事件の傷を癒すために、祖母から受継いだ屋敷に越してくるなり、脱走犯四人に押し込まれるわけだから……。ラストの読みの甘さはシャロンサラ作品ありがち。とはいえ大団円のエピローグが素敵でした。シリーズ三作で最も好みです。

2024/10/02

[mum0031]

元美術教師のアマリーと、麻薬潜入捜査官ニック。 高校教師のアマリーは、卒業式の日に銃撃戦に巻き込まれ負傷。事件を知った祖母の急死で、故郷へ戻る決心をする。 家に戻った時にハリケーンに見回れ、4人の囚人に軟禁されるが、潜入捜査官のニックに守られ、恋に落ちる？怪我人の兄･気弱な弟･邪悪で間抜けな手下･そしてニック‥設定に無理がある。絶対に、恋に落ちはしない。

2019/01/07

[まみ子]

なかなか辛い境遇のヒロインでしたが、そこに重きはあまりない感じがしました。凶悪犯のなかに紛れた潜入捜査官のヒーローはけっこうツボでしたが、話は前作と比べるとあっさりしてました。でも、3部作として全体的に面白かったです。またシャロン・サラ作品を読みたいです。

2016/06/07