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内容説明
蕎麦好きなら、誰でも知っている「蕎麦屋の常識」というものがある。曰く、「蕎麦は、先っぽをちょっとだけ、蕎麦つゆに浸けて手繰るものだ」、「蕎麦はのどごしで味わうもの」、「蕎麦は挽きたて、打ちたて、茹でたての“三たて”がうまい」等々。だが、これらの「常識」なるものは、本当に本当なのだろうか。 深遠なる蕎麦の魅力を探る旅にご一緒ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
47
蕎麦に関するウンチク。確かにそうだと思うところ多々あり。2020/02/24
ようはん
17
もっと歳を取ってから蕎麦屋巡りはしてみたいと思っているが、この本の蕎麦に関する蘊蓄の量は多く蕎麦を知りたい人なら結構為になる内容。自分の住む福島県なら会津地方の蕎麦文化に触れており、年越しではなく正月に蕎麦を食べる伝統があったのは今まで知らなかった。2022/07/26
たくのみ
16
蕎麦をめぐる薀蓄の数々。「やぶ蕎麦」「更級」「二八」そして各地のご当地蕎麦。それぞれの歴史とこだわり。「そば」「蕎麦」「ソバ」の違い。「挽きたて、打ち立て、茹でたて」がホントにうまいのか。実はすこし寝かせたほうが上手い。「ソバは蠅が三匹たかったら刈れ」「ソバは刈られても気づかない」という収穫の格言の意味。畑から客の口に入るまでには無数のハードルが存在する。素材の持ち味を、いかに落とさずに届けるのか。機械打ちにもおいしいソバはある。ああっ!会津と出雲の蕎麦、食べに行きたい。2015/12/12
めんま
10
どうも蕎麦屋には、「つゆは麺の先にちょっとだけつけて食べるものだ」とか「あまり噛まずに食べるものだ」といった暗黙の常識が漂っている。この本は、そのよく分からない常識の「何故?」に平易に答えてくれる。常識は常識なりの理由があったり、あまり気にしなくていい常識もあったりすることを知ることができる。2021/03/21
ちくわん
7
蕎麦の本2冊目。ソバを育てるところから収穫して、そば粉にし、手打ち・機械打ちで蕎麦にして、つゆのつけ方・食べ方まで。蕎麦に関して、X軸に日本各地の郷土蕎麦、Y軸に日本の歴史をとり2次元で深く語っている。作者の本業が「あとがき」で写真家さんだと知った。どうりで蕎麦の写真がうまいわけだ。蕎麦のうんちくに興味がある人には必須本だが、普通の人には。。。取り敢えず、今日のお昼はスーパーで買ったありきたりの蕎麦にしようと思う。2018/04/29