内容説明
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ソーシャル、モバイル、クラウド、スマート……。爆発的発展を遂げる情報化社会は、有史以来、軍事・外交の「秘匿」を担った暗号の役割を、「認証」へと一変させた。情報セキュリティを担う現代暗号の特性とは? 「共通鍵暗号」「公開鍵暗号」「零知識対話証明」の数理も平易に解説。暗号の歴史と倫理、その技術基盤のすべてがわかる格好の入門書。(講談社学術文庫)
目次
学術文庫版まえがき
目次
プロローグ 近代からポストモダンへ
第一章 文明の誕生 暗号の誕生
第二章 日米暗号文化の比較
第三章 情報化と文明構造の変革
第四章 暗号革命と現代社会
第五章 ポストモダン暗号と数理の魔術
エピローグ フェルマーの定理と暗号の未来
ブックガイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
27
#感想歌 #短歌 公開鍵秘匿認証暗号化・検証秘密復号・署名 電子貨幣経済安全相対性楕円曲線有理数体2017/03/21
烟々羅
9
技術書の多数出ているジャンルでも、全体を俯瞰した総論、概要がつかめる本は稀である。本書は1996年の刊行だから20年が経つが、今もって DESからhttps、電子署名、電子マネーあたりの技術のつながりをきちんと説明した本はほかにないのではなかろうか。 エピローグで、無頼漢によく「解析概論」を読ませていた恋愛作家T氏の小説から別の一節が引かれ、文系数学者の系譜、育ちというものをちらりと考えた2018/07/18
roughfractus02
3
グローバル化とは、各国間の軍事・外交領域から個々人のポケットや体内まで情報セキュリティが小型化し浸透することだろう。著者はこの転換を公開鍵暗号(Public key cyptosystem)開発の1970-80年代に見る。以前の共通鍵暗号(Common key cyptosystem)では、暗号化(encryption)と復号(encode)に共通の鍵を要したので「秘匿」が重視された。一方、両者に別個の鍵を用いる公開鍵暗号では「認証」が重視される。この転換を、本書は平易な暗号の歴史と数理の説明と共に辿る。2017/02/12
tolucky1962
3
辻井先生は暗号技術について著名な研究者のお一人です。 サブタイトルの通り、技術の入門書であるとともに 戦時中、技術的に優れた日本の暗号がどう扱われ 解読されていったかなどの歴史も書かれています。 特定秘密が議論されている時期でもあり、興味深く読めました。2013/12/25
シグマ
2
暗号解読が面白かったので手に取ってみた2015/03/13
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