内容説明
疲労の色が濃い朝に効くスイーツ。人間関係で心が傷んだときに繰り返し開く本。イヤなことを一瞬で忘れさせてくれる、期間限定の金木犀の香り……。日常に溢れる“ごほうび”を、アナウンサーの著者が丁寧に掬い上げる。がんばった自分に、えらかった自分に、そして疲れちゃった自分に贈りたいホクホクの小さな幸せがパンパンに詰まったエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pom*
14
人柄が溢れ出てくる素敵な文章でした。周りを見渡してみると、日常にはちょっとした「ごほうび」が溢れているなと思います。そんなものたち、これが自分にとってのごほうびだ!と言えるものを大事にしていきたいと思いました。2018/01/14
ayumi
6
“How to treat myself”自分へのごほうび。タイトル惚れ。目次を見たら、さらに惚れ。彼女の人生のある時期を本気で支えてくれた、宝が散りばめられている一冊。自分じゃない誰かの、とっておきの楽しさを知るのってなんでこんなにわくわくするのだろう。読み終わって、自分の好きなものを思わず文庫カバーの裏に書いてしまった。(普段そんなことしないのに)Be true to what you love.Then,you'll make people feel a million!2012/07/02
ななしの ななこ
3
心の底から好きで、いつも元気をもらっている「お気に入り」のことが書かれたエッセイです。ひとつひとつ、自分の言葉で(でも分かりやすく)表現されているのですが、普通に生きているだけだと人の『これが好き! こういうのを良いと思うの!』って、そんなに深く聞けないじゃないですか。そういう、あまり聞けない話をいっぱい聞けて楽しいなあという気分になれる一冊でした。家電から思う理想の恋人像とか、さけるチーズのエピソードをただ好きな食べものの一言で終わらせず「そう来たか!」と思わせてくれるはこび方とか、文章もお上手。2012/08/27
yamaden
2
テレビで見る印象と違って、自分の気持ちに素直で飾り気がなくて、楽しむときも悲しむときもパワー全開の住吉さんに私もついていきたい気分です。機内で読むために何となく手にとった一冊でしたが、いっぱい元気をもらいました。自分のお気に入りは?と聞かれてもぜんぜん出てこない生活してる自分に反省。2012/07/05
いっちー
1
素敵で憧れちゃうような女性でも、私と同じようなこと考えてるんだなぁーとか、悩みもあるんだなぁ、と思いました。個人的にはモレスキンの手帳と朝御飯が共感です。自分の好きなもの、自分は曖昧にしてるかもしれないなぁ。自分自身も何が好きで、どう付き合っているのか、考えてみたくなる一冊です。2013/03/21