ハーレクイン 情熱から始まる関係

著者名：シャンテル・ショー【著者名】/片山真紀【翻訳者名】

ハーレクイン（2012/05発売）

• ISBN：9784596127433

内容説明

デザイナーのベルはギリシアの小島で大富豪ルーカスを待っていた。彼の妹のウエディングドレスを緊急で製作するため、これからプライベートアイランドに赴くのだ。だが迎えに来たルーカスは尊大な態度でベルに小切手を差し出し、事情が変わったからこのまま帰ってほしいと言う。お金ですべて解決できると思うなんて、どれほど傲慢な人なのかしら。でも、デザイナーとしての将来のために、私にはこの仕事が必要だ。ベルの懇願に、ルーカスは一度だけチャンスを与えようと言ってくれる。喜びいさみ、期待に胸ふくらませるベルは、彼が数週間だけの情事を楽しもうとしているとは想像もしなかった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゃろ]

⭐⭐⭐養父から脱して自由と独立が大事なヒロインと父親が目の前で殺されて保護欲支配欲満点のヒーロー。出会った瞬間に惹かれ合う引力を感じるってどういうものなのでしょうね。二人の求めるものが違って衝突したり離れたりするけど、引力には逆らえず少しずつ歩み寄っていくところがよかった。

2014/11/08

[やまと]

みなさんが、おっしゃるように妹思いと言うより過保護なヒーローでした。 初めは傲慢ヒーローか？と思いましたが、読み進めるうちに結構普通にいい人だと思った。でも手だ出すのは早すぎ・・

2015/12/30

[akiyuki_1717]

★★★★かな。妹に対して過保護なヒーローと、実父と思っていた義父に幼い頃からいじめられ、軽い虐待も受けていた為、自立を目指すヒロインのすれ違いが、もどかしかった。どちらの境遇からも今の考え方に理解が出来、ハーレーロマンスとしては珍しく、納得できるストーリー展開だった。妹のロマンスも気になった。

2014/01/26

[MOMO]

笑っちゃうほど、チョーー過保護なルーカス君でした。まぁ、彼の生い立ちを考えると、わからんではないがね。だから、あらすじでとんでもないことを企んでいる兄ちゃんみたいに書かれているのはちょっとかわいそうな気が・・・。だって、少々シスコンで、独善的で傲慢ではあるけれど、そんなに悪いやつには思えなかったのよ。もっとも、手の早さには、ちょっとびっくりだけどさ。おまけにベルちゃんときたら、急ぎの仕事のはずなのに、睡眠時間をあんなことで削りまくってて、大丈夫たったのかねぇ？

2012/07/31

[me]

妹の結婚にうるさく口を出す傲慢ヒーローかと思ったけれど全然違って妹思いのただのいい人だった。ヒロインにメロメロで最後は何がなんでもヒロインを守ろうとして良かった。ヒロインが仕事上同じ屋根の下で暮らすようになると、それまでいつも帰宅が遅かったヒーローが毎日早く帰ってきて、ヒロインの部屋に直行するなどヒーローの気持ちがわかりやすくて良かった。気軽に読めた一冊。

2018/03/15