内容説明
民政移管により世界の注目を集めるミャンマー。
豊富な資源と人的資源めあてに各国資本が群がる中、いまだに謎多き国の“未知なる部分に迫る画期的なルポ。
目次
謎の遷都
占い大国
軍政幹部「女装」で厄払い
動物園の「主役」
黄金と麻薬の対極
「巨竜」の存在感
墓なく名字もなく
善は悪なり悪は善なり
サイクロンとチャーチル
「建国の父」暗殺の謎
紙幣何度も無価値に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
16
信奉。宗教はもとより、占星術、果ては縁起担ぎ?!まず、仏教の影響。白い象、獅子。軍政の中での、円滑な権限移譲。そこに慈悲の精神!?確かに専制・独裁政治における、稀なケースかもしれない。後者の例は、45、90チャット札。そして、”8”が不吉な数字の理由。理由があるとは言え、使いにくい数字・・・。(汗)(良い意味で)素直に信じる心が、国民にある気がする。土地収用法など、イギリス統治時代の名残りが今尚影響を残す・・・。国家変革の今こそ訪れてみたいと感じる。2013/06/19
ののまる
11
おもしろい。軍政時代が悪だったかどうだったかは、確かにいますぐ評価は下せないな。二元論に陥ると思考が停止する。米欧式の民主主義を言えば=正義でもなかろうし。2018/10/03
max99
3
面白い国だなぁ。 ここ何年かで急速に変わっちゃったと思います。この先数年で劇的に変わってちゃうんだろうな。とりあえず「今」を見てこようと思います。2014/08/12
TAKAMI
2
新聞社のルポっていうスタイルとか、書いてあることを見ると、20年以上前のものでも違和感のないものだと思ってたら2012年に記されたものだった。それだけこの国が開かれていないということなのだろうか。しかしこういうスタイルの本はもうあまり読まないかな。直接足を運んだり、話を聞いたりすることの方が多くなるだろうな。2015/08/10
マグロ
1
占いと像のエピソードがすき2014/11/05