幻冬舎新書<br> 人生を半分あきらめて生きる

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幻冬舎新書
人生を半分あきらめて生きる

  • 著者名:諸富祥彦【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344982659

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内容説明

「ふつうの幸せ」が難しい時代だ。憧れの仕事、理想の結婚、豊かな老後……そんな選択ができる人はごく少数。日本は、個人の努力とは無関係に、就職できない人、結婚できない人、孤独のまま死んでいく人がますます増える社会になる。そこでは「人並みになれない自分」に焦り苦しむより、人生を半分あきらめながら生きることが、心の奥深く満たされて生きる第一歩となる。自分ではどうにもならない現実に抗わず、今できることに集中する。前に向かうエネルギーはそこから湧いてくる―。臨床経験豊富な心理カウンセラーによる逆説的人生論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

161
生き方の選択肢が増えている現代。こだわりを半分捨てて生きてみるとどうだろう。執着は自らを拘束する。社会や時代がどうなろうと、変わらない自分の内側に気づき、保つことができる人は、心の充足を手にすることができる。些細なことにも満足して、少しは楽に生きていけるだろう。思うように進まないときも自分を決して責めないこと、人と比べないこと。人それぞれの個性と喜怒哀楽があることを認めること。誰しもが完璧な人生は歩めない。失敗し絶望を感じた人こそ、本来の生きる意味に気づく。思うようにいかないから、前に進むことを楽しめる。2021/07/23

コージー

65
★★★★★うつ病になってしまうほど、がんばり過ぎて手が抜けない人に最適な本。逃げること、いい加減であること、諦めることを、本書で学べます。若干、哲学的な内容が含まれますが、難しいことは書かれておらず読みやすい。私にとっては、人生を見つめ直す、文句なしの一冊であった。【印象的な言葉】①人生はあきらめであり、あきらめてこそが人生である。②心理療法の最高の目的は患者をありえない幸福状態に移そうとすることではなく、彼に苦しみに耐えられる強さと哲学的忍耐を可能にさせることである。2018/12/05

はちてん

36
『「あきらめる」ことは「がんばる」よりはるかに難しい』明るく前向きにポジティブ最高!に疲弊してしまう。諦めるとは受け入れることでもある。2016/05/27

ヒデミン@もも

36
言いたいことはわかるんだけど、この本全体から溢れんばかりの暗ーいオーラがまとわりついて。 「がんばれ」とか「あきらめるな!」とか、辛いとき、悲しいとき、十分頑張っているのに結果がでないとき、そんな時に言われたくないのは誰でも同じ。でもね、やっぱり私は、前を向いてあきらめずに生きていく方を選ぶよ。だって、いろいろあきらめて、ここにいるんだもの、最初からあきらめてたらいきつくところがなくなる気がするから!2013/10/08

黒猫

25
再読。とにかくスラスラ読める。「ふつうでありたい」と思う気持ちは日本人が陥る概念。他人と自分を比べて、同じだと安心する私たち。一度ふつうから外れてしまうと、不安のどん底に突き落とされ、うつ病になることもある。仕事、結婚、生活自体が多様化してふつうとはもはや得る事が難しいマイノリティだ。しかし、このふつう、人並みということができないということを受け入れて、ひとつひとつあきらめていくことで心の奥が満たされて生きる一歩になる。いつ終わるかわからない人生。無理なく挑戦し、無理ならあきらめた方が幸福になりそうだ。2018/04/11

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