われらの再生の日

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

われらの再生の日

  • 著者名:阿部牧郎【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(2014/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062176767

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

ほんの冷やかしのはずだった……。60代後半の物書き・矢部三郎は取材にと飛びこんだセクシー・キャバクラの女・ゆりあに入れ込み、店外につれだして心身ともに関係を深めていく。同時にパソコンの手ほどきを受けた矢部は、時代の流れに乗る楽しさを知り、ブログや電子書籍にも挑戦しはじめる。だが、やがて姿を消したゆりあを追って、矢部はさらなる行動を起こす──。生きる意味の転換を問いかける長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

百太

26
エロ文が気持ち悪いけど、筆者の年齢を考えると読みやすい文章です。 エピソードがあり過ぎて・・・面白さが半減しちゃってます。阪神大震災で両親を亡くした兄弟、キャバ嬢と団塊世代の主人公との関係とラストで東日本大震災で弟の再生を見守る。 ん゛~。筆者の俺、理想的おやじだろうが見えてちょっとげんなりします。笑。 2019/02/19

Yunemo

2
前期高齢者のメルヘンと思って読み始めたけれど、後半の現実感でハッとする。申し訳ないけど、とってつけたような理由をあの大震災にあてはめているような気がしてならない。ある意味、メルヘンならそのままでの展開としても良かったのかな。後半部分の良し悪しは何とも言えないが、読了後に感じたのは、読んでいる最中の思いが変わったこと。やはりこれでいいのかな、という感覚。著者の年齢からみた若人観、こういう見方をされるのだろうね。ただ若者の描写としてはちょっとつらい。ラストの唐突感もなんだか、そうは言っても、いいんだろうね。2013/01/02

しろ

2
どこかしら胡散臭いのだが、一見純粋にもみえる登場人物たちを、疑りながら読みすすめた。セクキャバ嬢との恋の進行描写がスバラシイ。でもタイトルに帰結してゆくラストの展開はあまりに唐突で、突然現実に引き戻されたようなイヤな心地で読了した。こんな風に語られるほど、まだあの災厄は遠い日ではないのだ。2012/08/23

TOKUMOTO

1
元新聞記者で作家の矢部は、セクキャバでゆりあと出会う。何回か通う内、ゆりあの弟で、ITオタクの修の交通事故や、ゆりあの客で名古屋の笹井との係わり合いで、いろいろと手を貸すが、修、ゆりあ、笹井の勝手なところもあり結果はうまくいくとは限らない。修の薦めでブログや電子書籍に挑戦する。笹井に対する修の傷害事件があり、ゆりあは、名古屋、東京、仙台へと。そんな中で、無責任、自分勝手に見える若者と親世代以上の男が若者を理解し、つながってゆくことができるか。そして東北大震災による結末が。2014/10/22

じいじ

1
何十年の昔、阿部牧郎の官能小説はタブロイド紙の連載で読んだ記憶があった。 たまたま書店で本作をてにして、懐かしさも手伝って買ってしまいました。主人公の老年作家(ご自身?)がセクシーなキャバクラの女に入れ込んでしまう・・・。 人物設定が稚拙なため面白くなっかた。コミカルタッチのエッチ小説でした。 機会があったら98回直木賞受賞作『それぞれの楽章』を読んでみたいと思います。   おすすめ度:★☆☆2012/10/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4750221
  • ご注意事項

最近チェックした商品