内容説明
勝者の薩摩・長州を正統とする従来の歴史教科書に対し、徳川幕府や他藩の立場も公平に捉えた新しい幕末・維新史。黒船来航にはじまり、幕府・長州戦争、大政奉還、王政復古を経て、戊辰戦争から西南戦争、明治憲法発布まで。幕府を支えた薩摩、天皇の命令に背いた長州が、時流を見極め変節し、権謀術数を凝らして幕府を倒し、どうやって明治政府を樹立したかを史実をもとに鮮明に描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永野芽郁そっくりおじさん・寺
6
図書館で斜め読み。わかりやすい幕末史だと思う。幕末好きには周知の事が多いが、高杉晋作伝説や坂本龍馬伝説の実際をきちんと暴く所が素晴らしい。著者は高杉晋作の東行庵の元学芸員であり、薩長同盟締結時に龍馬はいなかったという説を発表して批判が殺到した人物。人気者の過大評価をしない姿勢に頭が下がる。会津人気の昨今、長州側の資料を見る事の何と新鮮な事か。2013/02/07
ナリボー
4
8/10 史実に基づき、世の中のイメージや通説とその背景を丁寧かつ平易に解説していて、興味深く読み進めた。2020/05/01
えみ
2
出来れば色んな人に読んで欲しい。第一章は「ペリー来航は突然ではなかった」から始まります。教科書に書かれた歴史が必ずしも全てではなくて、歴史は作られていく物なのだと、そう改めて感じた本。きっと、教科書に書かれた歴史しか見てなかった方には、目から鱗なはず。私には、目新しい話は、あまりありませんでしたが、自分の知識を再確認するのに、良い本でした。2012/08/31
ぱちょ
1
やっぱりよく分からないところも多々。坂本龍馬は気になるなあ。なんか読もうかな。2020/09/24
らいしょらいしょ
0
この辺り、非常にややこしいんだけど、やっぱ面白いなー。この人のは割とフラットに書いてあるように思うので、読みやすい。しかし坂本龍馬のイメージ、ほんまに小説、創作の力が強いんやなぁ;; 2016/05/17
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