内容説明
上司の暴言、先輩の嫌味、妻の叱責、ご近所トラブル、仲間はずれ、ネットの批判……他人に傷つけられがちなあなたへ。対人関係療法の精神科医が教える、どんな相手でも何があっても、上手に対処するヒント。「会社の人間関係が変わった！」「困った人間への対処法がわかった！」喜びの声、続々。「攻撃してくる人は困っている人として扱う」「相手を安心させればうまくいく」「相手を黙らせるお見舞いの一言」「相手が期待していることを聞き出す」……イヤな相手をするっとかわし、なぜか大事にされてしまう人になれる驚きの秘策とは？（著者紹介）精神科医、元衆議院議員。対人関係療法専門クリニック院長アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表「対人関係療法」の日本における第一人者。『「怒り」がスーッと消える本』『「本当の自信」を手に入れる９つのステップ』（大和出版）、『女子の人間関係』（サンクチュアリ出版）など著書多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
68
★★★★★相手が自分を攻撃してくるのは、自分が何かを仕掛けてしまったから。何も仕掛けていないのに攻撃される場合は、相手が過去の経験や未来への不安から「困っている」ため。相手からの攻撃を衝撃として受け止めずに、相手は今何に困っているのかという視点にたてばよい。普段から自分がとらわれない心で「今ここ」に集中していれば、相手からの不要な攻撃を受けないような人になれるという。非常によくまとまっているうえ簡潔で分かりやすく、とてもよかった。実践していきたい。2016/09/27
とよぽん
24
人との関係は、家庭や地域、職場などあらゆる生活の場に存在して、私たちを日々、悩ませたり喜ばせたりしている。著者が示している「大切にされる人」になりたい。自分の周囲の人間関係を、相手にとっても自分にとっても気持ちのよいものにしていくことが大切だと思う。2016/01/14
だんぶる
24
最近攻撃することが多いので反省の意味を込めて読んだ。攻撃するのは困っているからというのは確かにそうだと思った。衝撃を受けて感情的に反応した結果が攻撃という形で出現する。衝撃に対してどう感じたかを冷静に分析したいと思う。2015/05/24
ネオ
22
職場に誰彼となく攻撃とも取れる話し方をする元管理者がいて、何故なのか知りたくて手にとりました。口のきき方を知らないからだと思っていたので、とても参考になりました。2016/08/08
左端の美人
22
自分のせいで相手が怒ってしまったと思うクセがあったわたしには目から鱗の気づきがたくさんありました。怒っている相手=困っている人。自分が悪いから攻撃されるのではなく、相手が困っているから攻撃してくる、という見方を徹底する。自分自身も決めつけ体質の気質をもっているように思うので発言に意味付けしないことと柔軟な心をつくっていきたいです。2016/04/23
