新潮新書<br> 55歳からのフルマラソン

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新潮新書
55歳からのフルマラソン

  • 著者名:江上剛【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2012/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106104688

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内容説明

日本振興銀行の経営破綻による混乱のさなか、代表執行役社長となった作家は、ふとしたきっかけで走り始める。五十代半ばを過ぎ、肉体は典型的メタボ、ストレス続きで精神的にもどん底だったが、走ることであらゆることが変わって行った。仲間との早朝練習、散々だった初マラソンから念願のサブフォー達成、そしてさらなる自分への挑戦――震災を挟んで二年、マラソンによる予想外の変化をつづるランニング・エッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ@no book, no life.

92
あの江上氏のマラソン本。実は最近迄読友さんの登録本を見る迄、江上氏がマラソンをされるとは知らなかったのである。早速底本なのかこちらを読了。結論から言うと、我等中年サラリーパーソン各位は手にしてみると良い。我等に与える筈であるマラソン効能を我が事の様に擬似体感させてくれる。ストレス発散・これまでの仕事の振り返り・恰も禅の様な境地。そして、体への効果。僕もストレスからウォーキング・ランを止めれないでいる。そして、ハーフマラソンやフルマラソンをいつか走りたくなってしまったのである。2023/12/17

k5

69
自殺者が出るほどの過酷な仕事の中、ランニングの時間が救いになった、というあたりまでは、ほぼ涙しながら読んでいたのですが、後半ちょっと寄せ集め感が、、、短篇「マラソン先生」くらいまでで終わればよかったんじゃないかと。ちなみにマラソン本いくつか読んで思うんですが、いくら50代だろうとメタボだろうと、学生時代、運動部だった人は問題なく10キロからスタートしていて共感しづらいですね。ワタシのようなザ文化系が求めるのは10キロまでに二回は故障してくれる本です。2021/06/25

B-Beat

44
◎5月から始めたジョギング。最初2kmがやっとだったのが、段々と距離が延び、9月には20kmも何とか走れるようになった思わぬ自分を発見した。そしてその走る先に当然ながらドーンと鎮座するのがフルマラソンという名の大明神。で、最近よく読むのがこの手のマラソン関連本。本作は作家江上剛さんのマラソン経験談+実録+奨め+エッセイといったところ。初めてマラソンを走った時の「実況」は大いに参考になるというか興味深いというか。何だか自分が感じたことを代弁してくれている部分も散見。マラソンへの道、ま、ゆっくりと走ろう。2014/10/09

鈴木拓

24
高齢になってからのフルマラソン練習の話かと思ったら、よい意味で全然違っていた。江上氏がどのような背景で走り始め、ランニングに取り組んできたかがとても興味深い。また、なぜ人はマラソンを走るのかという考察にはとても共感できた。この本を読みながら、自分自身がマラソンを走ることの意味を改めて考えてみた一冊となった。良書である。2022/08/30

ロッキーのパパ

22
タイトル通り、55歳から走り始めた著者の想いを綴ったエッセイ風の文章が集められている。自分がランニング初心者だったころに感じたようなことが書かれている。これから走り始める人向けの本だと思う。詳しいトレーニング理論とかは書かれていないので、ある程度以上真剣に取り組んでいる人の参考にはならない。一点だけ、禅とランニングの関係は納得できない。ファンランならともかく、練習やレースでは走ることに集中しないとタイムを出せないと思う。2012/09/13

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