内容説明
ゾーイは一躍、時の人となった。両親の事故死により、彼女とまだ赤ん坊の弟が、ギリシアの大富豪テオ・ケネリスの相続人となったからだ。マスコミが騒ぐなか訪ねてきたテオの代理人を見て、ゾーイは驚いた。数々の美女と浮き名を流す大物実業家、アントン・パリス。彼は年老いたテオに代わり、ケネリス社の経営も見ていた。「僕がここに来た目的はわかっているね?」祖父に頼まれて弟を引き取りに来たのなら、渡すものですか――父を見捨て、長く絶縁状態にあった祖父になんて。だが数時間後、彼女はアントンに騙されたも同然でギリシアに旅立った。■魅力あふれるギリシア人大富豪との狂熱の恋――美しいエーゲ海の島でゾーイを待っていた運命とは? ミシェル・リードが描く情熱のロマンスを、どうぞご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
このストーリーはどこを取っても無理があります。お母さん出産するには無理があり過ぎだし、お父さんと祖父との確執についても、政略結婚にも最低限の常識があってしかるべし、ヒロインはヒステリックで、礼儀知らず、弟の養育に適しているかの調査に合格していたのか疑問に思った。弟の将来も勝手に決めてかかろうとするし、ヒーローが公平な判断のできる人で良かった。2015/05/18
MOMO
1
納得いかない・・なんだか結局死んじゃった父ちゃんに責任全部おっかぶせ、孤独な老人と孫娘の和解話になった辺りから、まったく持って気に食わない。あのさぁ、ぜーーんぶ結婚から逃げ出した父ちゃんが原因で起きた悲劇みたいに書かれてたけど、彼はそのとき18歳よ!で、親の命令で30過ぎの子持ちのおばさんと結婚させられそうななったから、逃げ出しただけよ!そもそもの原因は、そんな結婚を強要した双方の親でしょ?なのにその後の悲劇の責任を全部取らせるなんて・・・サイテーだわ・・・2012/07/17
くろうさぎ
0
複雑な事情のからんだ親子関係だったかなぁ・・・。しかし、どっちの家もとんでもない親だったのねぇ・・・・。そんな年の離れた間柄なのに、無理やりすぎるわ・・・・。もっと反省して欲しかったなぁ・・・祖父。2013/03/20