内容説明
陽太は、吸血鬼に憧れているという以外はごくふつうの、小学校六年生の男の子。夏休みの自由研究に、東京駅の大改築について、ちょっと風変わりな夜之介(やのすけ)叔父さんと調べることになった。駅に出向いた二人は、なんと構内の霊安室で死体を発見してしまう。「ミステリーランド」発の大人のための少年探偵小説。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうこ
27
ミステリーランドの中の1冊。読み物としては面白かった。最後の謎解きはミステリーとしてはどうかと思うけど、ミステリーランドの趣旨をわかってればありかと(笑)子供の頃に読んだらもっと面白かっただろうな!2012/07/29
マッちゃま
25
「ミステリーランド」発の大人のための少年探偵小説。そう裏の粗筋に書かれているのを見て、確かになあ〜と感じました。甲子園ばかり観て読書ペースが全く上がらない時で、だからこそホンモノが読みたいと選んだのが本書。前半は「マジここからどうミステリっぽく動くのか?」と心配しつつ、氏のことだからココらも伏線かも?と読み進めました。正直な感想としてはコチラが期待していた着地点とは違うトコへ飛ばされた感は有ります。でもまあ〜それがミステリーランドなのかとも思えました。少年たちの、まるで夢のような一夏の成長物語でした。2018/08/22
ネムル
7
雑い……。2017/04/07
じょみ
7
ポプラ社読み返したくなりました(^.^)2014/12/15
ビスコ
5
高校生の頃、ミステリーランドにハマっていた時に既読。改築工事開始前の東京駅を舞台にしたミステリ&冒険小説。 賛否両論な作品であるのは認めるけど、一応理屈は立てられてるし、柔軟な思考の子供が対象と考えれば十分許容範囲かと。個人的にもめっちゃ好きだし。 親でもない、他人でもない「叔父さん」という微妙な距離感、ワクワクする冒険に現実では有り得ないフィクションならではの展開、メッセージ性。大人も読める、王道の児童書。2017/08/09




