アザユキ

著者名：式田亮

幻冬舎ルネッサンス（2012/05発売）

• ISBN：9784779007927
• NDC分類：913.6

内容説明

■内容紹介
中学３年の夏休み。劣等生の達也はすべてにやる気を失っていた。偶然出会った年上の美少女ミヨが県内トップクラスの高校の生徒だと知った達也は、その高校を受験するという無謀な決意をする。学校説明会でミヨに赤いボールペンをもらった達也の成績はありえないほど上がり続け合格圏内に達するが、達也の周りの人たちには不幸が訪れてしまう。やがて、ミヨの謎が明らかになり、達也は決断を迫られるが……。心をゆさぶるラスト。切なく甘い青春ストーリィ。

■著者紹介
式田　亮（しきだ　りょう）
千葉県生まれ。大学を卒業後、進学塾専任講師となる。剣道、居合道ともに４段。Ｊ‐ＳＨＩＮＥ認定小学校英語指導者。日本ユニセフ協会、日本赤十字賛助会員。千葉県千葉市在住。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のりすけ]

ヤングコーナーに置いてあったので、どんなもんか？と思ったら、案の定ヤング向けでした。いろいろ説明不足なのは仕方ないとしても、ミヨのキャラが少々ぶれすぎな気がするかな。瞬殺で読み終えてしまって、漫画の方が時間かかるやん？と思ったり。

2021/05/04

[つくし]

思った以上にさらーっとした読みやすさで、冒頭の主人公の鬱屈さえ乗り越えれば、ミステリーのようなかおりをまとった恋愛青春系でした。なんか、小説という媒体だとわかりやすさが悪目立ちしてしまう印象なのだけれど、映画化したらいい感じにミステリアスで映像美の技術が光る作品になりそう。

2023/04/15

[シュドウカイアリ]

アザユキという変わったタイトルも読み進むと意味が分かってくる、ミステリアスな展開でテンポも良いです。 一般的にユーレイもの(？)は科学的に考えると不可解なことが多いのですが、切ない恋心は胸に響きます。 二者択一を迫られる主人公が、どうするのか、ハラハラします。

2012/06/08

[タイリクバラタナゴ]

最初は、とっつきにくいかな？って思いましたけど、読んでいくうちにどんどん面白くなって行きました。主人公：達也の劣等感に何となく共感できるのが、フィットしたのかも・・・。

2012/05/28

[taetae]

切ない・・・人の思いの儚さ

2017/02/07