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内容説明
世界経済は不安定になるなか、私たちに最も大きな影響を及ぼしているのが円高・円安という円相場の動きである。円高は目前のメリット/デメリットに目がいきがちだが、デフレと経済成長率の低下という「失われた20年」の根幹をなす問題が横たわっている。円のゆくえを主軸に、日本経済の過去・現在・未来を総括する。
目次
第1章 円の暴騰と日本経済(「時系列」でみた深刻な円高 「国際的な視点」でみた深刻な円高 ほか)
第2章 円高の原因は何か(為替レートとは何か 為替レートの3つの指標 ほか)
第3章 為替と経済政策を問いなおす―金本位制から固定相場制へ(経済政策における3つの手段 経済安定化政策と為替レートの関係 ほか)
第4章 為替と経済政策を問いなおす―変動相場制以降(円高シンドローム 「強い円が望ましい」という呪縛 ほか)
第5章 デフレと円高を止めるために何をすべきか(円高や円安は自然現象ではない 金融政策とは何か ほか)