内容説明
みんなに愛されていたオカマの友人が、めった打ちにされて殺された。若いころに愛人同士だった代議士が、スキャンダルを恐れて殺したのではないかという噂が流れはじめる。周囲が口を閉ざすなか、〈俺〉は調査に乗り出すが、やがて身辺で怪しげな事件が……軽快な筆致がさえるハードボイルド・シリーズ第四作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
83
【ススキノ探偵】シリーズ第4弾。友人のオカマのマサコが、突然数人によって撲殺される。真相を求めて、俺は札幌を駆けめぐるのだが、いつも居る高田は負傷入院してしまう。仲間だと思っていた人たちには、調査の協力を拒絶されてしまい、一人ぼっちだと感じる。でもまぁ、感じる本人は仕方が無いのだろうけど、決して一人なんかでは無い。人同士はそれぞれの距離感が違う場合もあるだろうし、見守る距離の仲間だっているのだから。只今回の俺のやり方は、自分だけの正義や理屈を押し通しただけで、結果が良かったのは偶々であり素直に喜べない。2020/06/14
修一朗
64
ススキノ探偵シリーズ4冊目。人生の先輩に薀蓄を傾けていただく気持ちで読んでます。私もいい歳のはずだが勉強になってしまう(例:1シーメール2ガゼール3芥川の桃太郎)。蓄えた知識は東直己読書以外の活用機会はないのだが…いつも通り[マサコちゃんが可哀相]だ,という一点で,突っ込んでいったものの,今回は,いつものメンバー支援得られず。高田が活躍しないと,躍動感が足りない。ラストは肩すかしで終了。謎解きを主眼しているわけではないので,これでまぁよし…。2014/04/18
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
58
ご存じススキノ探偵シリーズ、近く上映される映画の原作です。相変わらず、飲んべで、煙草が好きで、だらしなく、でも曲がったことは嫌いな「俺」のキャラは変わりなし。頭の中では大泉洋が走りまわっていました。今回はススキノで殺されたゲイバーに勤める友人の謎を探るために奔走する。全体的に今回はいつもよりも「巻き込まれて」、勝手に話が進んでいく気がしました。ラストはえっ、そっちに行くのかい!★★★2013/04/27
nemuro
50
①『探偵はバーにいる』(2011年9月)、②『バーにかかってきた電話』(同年10月)、③『向う端にすわった男』(同年12月)、④『消えた少年』(2012年1月)と、どうやら映画化(主演:大泉洋/松田龍平)に触発されて集中的に読み進めていた<ススキノ探偵>シリーズ。昨年末、“しりとり読書”142冊目に③を選定し再読。せっかくなので(本棚にある範囲内での)シリーズ再開。著者と同年代にして同じく道産子な私。1度目の札幌時代、ほぼススキノに住んでいた。毎回、探偵<俺>と同時代を過ごしたらしいそんなススキノが蘇る。2026/02/05
gonta19
40
2010/2/23 Amazonより届く。 2013/5/7〜5/14 本作が原作の映画の公開にあわせて、順番を飛ばして読む。ススキノ探偵シリーズの長編第四弾。これはなかなか面白いストーリー。映画ではどう処理されているのだろうか。小野真千子さんは、映画用のキャラなんだな。 前作で知り合った春子とできちゃってるのは、ご愛嬌だが、最後の展開は驚いた。次作ではどうなっているのだろう。2013/05/14
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