北朝鮮現代史

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北朝鮮現代史

  • 著者名:和田春樹
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 岩波書店(2012/06発売)
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  • ISBN:9784004313618

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nnpusnsn1945

68
北朝鮮の通史として上手くまとまっている。金日成の誕生から金正日の死去までを描いているが、あくまでも政治史が中心の記述である。パルチザン時代の金日成は偽物ではなく、指揮官としての役目を果たしていたようだ。平井久志氏の著書も信頼しうる物として紹介されているので、併読を推奨する。講談社学術文庫の『金日成』も和田氏が解説しているので良い。2021/08/02

樋口佳之

24
金正日はアメリカとの対話を求めた。その気持ちは切ないほどの熱望/われわれは六者協議を通じて、アメリカとの二重唱を歌いたいと考えている。われわれはのどがかれるまでアメリカと歌を歌う考えである。その成功のために周辺国によるオーケストラの伴奏をお願いしたい。伴奏がすばらしければ、二重唱は一層よくなる。/2018/04/22

skunk_c

22
社会主義国の歴史の泰斗がコンパクトにまとめたもの。金日成体制を理解するため、満州抗日武装闘争から書き起こしているのは本書の金日成・金正日親子による国家建設と、遊撃軍国家から正規軍国家へというその変貌をとらえるためには意味があろう。全体に年表を追っていくような淡々とした記述で、基礎知識を仕入れるには適当だが、大局を観るにはちょっと煩雑な面もあった。金正日に対する評価が微妙で、その出生伝説など批判する割には、どこか思い入れがあるように思える。外務省や横田めぐみ生存説に対しては辛辣なほど批判的なのが著者らしい。2017/08/10

崩紫サロメ

19
抗日期から金正日死去までを扱った通史。金日成の両親を含め、多くのキリスト教徒と共産党員が結束した抗日時代、やがてキリスト教を排除し、共産党員の中でも延安派やモスクワ派を粛清し、満洲派と甲山派が党・政府・軍を一元的に支配するようになる。「主体思想」を前面に出して、金日成を唯一の司令官とする「遊撃隊国家」の成立、そして金正日時代には遊撃隊国家は「劇場国家」として設計と演出を必要とした。2021/01/21

Nobu A

15
和田春樹著書初読。12年刊行。隣国しかも旧ソビエト連邦の支援を受けた社会主義共和制国家。核兵器も所有し、一言で言うと「ヤバい」国。他方、国民には罪はない。日本も韓国と同じように南北に分断される可能性があった。そう言う意味で金日成、金正日、そして現在の金正恩と北朝鮮の第3代最高指導者と続く通史は勉強になった。横田めぐみの拉致問題を始め、避けては通れない外交の難しさを感じる。所々難解、と言うか遠く離れた国のようで政治的な詳述が今一つ咀嚼しづらかった。それと10年以上前の出版で最新の知見でないのが唯一の不満。2024/07/22

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