内容説明
レバ刺し、ユッケなど「おいしい生モノ」には危険がいっぱい! 野菜や果物で免疫力を高めれば、O157も寄生虫もこわくない!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
5
自分の体内でサナダムシを飼っていたということで有名な著者の本。最近は、ドジョウやホタルイカ、熊からイノシシまで生で喰う人が多いらしく、その人たちの体には、しばしば恐ろしい寄生虫が住み着いている。虫は、ときどき体表近くに現れ、移動しているのが見える。体に住み着くサナダムシの体長は6メートルもある。脳みそや眼孔にも寄生虫が居座るなどなど。寄生虫は、悪さをするだけではないみたいだけど、ちょっとしたホラー小説を読むような気分で読了。レバーの刺身など、怖くて食えなくなってしまいます。面白い本でした。2012/06/12
キムチ27
3
生来の刺身好き・・ユッケはダメだけど。そんな事件があったのを思い出し借りてみる。藤田先生は「キヨミちゃん事件」でちょっと引いてきたけれど。相変わらずの快哉ぶり。舌鋒は鋭からず、にぶからず。最後まで種々に調理して出してくれる。昨今のヨーグルトブームの根拠はわかるが常食するまでもないか。自身にスタミナが欲しいと生食、ゲテに走るんだねとも納得。私はフツーにたんぱく質を食べ、フツーに3大栄養素を食べて行きます。2013/01/17
Toshi
2
ロウフードという考え方がありますが、反面リスクがあります。その生食のリスクを知りましょう、という本。健康に関わるので必須の知識ですね。勉強になりました。2015/02/04
みか
2
鳥肌を立てながら読んだ感じです。本のタイトルには生食には毒になるものと薬になるものとあるようですが、読み終わった今、毒になるものの印象しか残っていません。藤田先生の寄生虫の本を読みたいと思っていましたが、このくらいの虫のお話で鳥肌がおさまらないなんて、寄生虫の本は読めるかしらん??と思っています。暫くはそっちの本は読まないと思います。(笑)2013/04/18
Tomomi Yazaki
1
B級 エスキモーがアザラシの肉を生で食べるのは有名だが、野菜などがない環境でビタミンを得るためと言われている。日本人が肉の生食を始めたのはごく最近のこと。元々魚の刺身を食べていたので、抵抗などなかったのであろう。実際、旨い。そんな中筆者は、生食による恐ろしい寄生虫や病気についての警鐘を鳴らしている。不衛生な環境をこよなく愛する寄生虫博士が著していることで、生食の危険性についての説明にかなり説得力があると思う。今後生食をするのならば、有る程度のリスクを覚悟するか、楽観的なあきらめが必要だと感じた。