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内容説明
揺れ動く円ドル相場、ユーロ危機、日本の財政問題…混迷を続ける世界経済の中で、「通貨」はこれからどうなっていくのか。
「1ドルは50円になる」「ユーロは崩壊する」「日本の財政問題解決にはシュールな発想で」「地域通貨の時代が来る」など、ベストセラー『「通貨」を知れば世界が読める』の著者が、日本の進むべき道を大胆に説く。
目次
第1章 「答えの見えない」時代への不安―通貨、経済についてのあらゆる疑問を斬る<br/>第2章 二一世紀的解答としての「地域通貨」―集約から分散の時代へ<br/>第3章 分裂していくヨーロッパ―ユーロに何が起こっているのか?<br/>第4章 「一ドル五〇円時代」に向かう日米関係―中心を失いつつあるグローバル経済はどこへ行く?<br/>第5章 日本を苦しめる「財政問題」というくびき―未来に進むために今、やるべきこと<br/>終章 「通貨の黄昏」のその先に―「円高・円安に振り回される」ことのない経済へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
14
2012年5月の本。経済の本は、なかなか最後まで読みきれない。苦手分野かもしれない。2022/03/06
toto99
4
「異常な状態には、シュールな解決策を」(^。^) イイねえ(^◇^) “消費税増税”は、“たくさん税金を取りたい”が目的化してるんじゃないのか!(^_^*) トータルの設計が大事なのに(^◇^;) 2013/11/22
カツ丼
4
1ドル50円までいくとの主張には驚いた。根拠は、日本の潤沢な海外資産(200兆円)、米国の凋落傾向等であるが、日本がここまで魅力があるか疑問である。また、時期を明示していないのも不満。円高自体はいいと思うが。。。地方分権の発展が、地域限定通貨ももたらすような記述もあり興味深い。いまも、お買い物券的なものは全国に広がっているようだから、注目したい。2012/08/09
KJ
4
世の中に存在する問題の「諸悪の根源」は、変化する社会環境の中で、旧来型の思考と制度にしがみつこうとする所から生まれる。円高=悪の思想の下、製造業を過剰に保護したり、格差が拡大する中で、60年前の税制・年金制度に固執したりする。まさに今は、勇気を持った「グランドデザインの描き直し」が必要なのだろう。2012/07/29
gokuri
3
2012年5月の本で、1ドル50円!を予測している。もっともそれは極端なものいいで、地域通貨の話をしたり、デフレ解消について金利を上げてみることを提案するなど、無責任ともとれる主張を次々述べる。いいたいことをいえるのは学者だからか?2014/04/23