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内容説明
ほとんどの人は、がんを見つけたらすぐに治療をはじめ、切除しなければと考える。しかし、著者は慌てて治療を始める不利益を説く。放置してもがんが転移せず、大きくもならない人がたくさんいるからだ。「本書を読まれて『本物』と『もどき』の違いを知り、転移に対する認識を改めることができたなら、もっと気楽な気持ちで(がん)に接することができるでしょう」(本書より)。自分が、家族が、恋人が、がんを告知されたらどうするか? そんなときの行動指針になる一冊。菊池寛賞受賞の医師が書く、がんの真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳音
31
うーん。ケースバイケース? 「なにがなんでも」式は、極論ととらえられるおそれがあるのでは?2015/05/22
団塊シニア
17
本書は放置しても癌が転移せず、大きくならない人が多数おり、放置している患者さん150人の証言は従来の癌のイメージを覆すものです。2012/04/27
チョコモカ
13
以前より興味があり、読んで見たら…最先端のはずの日本の医療の現実を知ってしまったような…がんは切るのが当たり前と言うのは日本だけ…情報がこれだけオープンのはずなのに海外の治療の主流に関しては鎖国状態なのか~知らなかったでは済まされません~!学び考え自ら治療を選べるような患者になりたい。2013/08/24
simasima
7
タイトルや帯になんとなく胡散臭さを感じて警戒していたんですが、女性なら検診などで馴染みのある子宮頸がん・乳がん、男性なら前立腺がんについて読むだけで、知っていて損はない、いや、むしろ知っておかなきゃまずいんじゃないかっていう情報が得られました。本書でとりわけ強調されるのはすぐに治療に飛びつくことの危険性でありますが、ネットで検索すると本書に対する反論も少なからずあることがわかります。複数の情報に触れ、最終的には自分で見極めていくことが必要だなぁと改めてしみじみ。とはいえ「がんもどき」にはなるほど〜!2014/04/26
fuku66
7
癌に対する見方が変わりました。癌は戦うものではなく、癌と共存していくのが正しい対処ではないかと思いました。2013/06/01