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内容説明
震災ですべて失った翌日から漁の準備をする雄勝町漁師との出会いからできた「OHガッツ」。新しい町づくりの取り組みで 心の底からグッとくる「働き方」をやっと見つけた。ビジネスマンから事業家兼漁師へ転身した著者が、 漁業復興と町のブランド化を試みる。
目次
第1章 雄勝の未来が、日本の未来になる(雄勝との出会い 人の「エネルギー」を感じる食事を届けよう 焚き出し、給食づくり―「食」からつながる縁 人間の底力を見た 自分たちにできることは何か)
第2章 「働きがい」を見つけるまで(こどもだった頃 人は切れても、大木は切れない 35カ年計画のはじまり 辞める前提の社員 自分の会社を持つ ワクワクしないといい会社にならない 薬師寺への道)
第3章 ビジネスマンから漁師へ(僕は漁師になりました 漁業のしくみを変える 漁師の会社「オーガッツ」誕生! マイナスからのスタート 漁師と太鼓)
第4章 新しい漁師の形とこれからの日本(雄勝から世界へ 漁師、町に出る 世界最東端の「食」を守る)
第5章 「想い」を乗せて働く(35カ年計画がワープした エネルギーを乗せて働く ふみきる力)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
26
自分にとってぐっとくる仕事とは何だろうか。この本の著者、立花貴さんは東北大学から伊藤忠。企業して社長となり、その後解任。震災がおきたあと被災地の為にできることをさがす。それまで懸命にやってきたことの蓄積が人脈を作り、信頼をうむ。そして、その先に「ぐっとくる」仕事があった。地域のため、しいては世の中のために何かしたいのだけれど、なにをどうしたら良いのかわからない。そう考えている人は一読を。被災地の助けになることを模索中の人にも。表紙の立花さんはカッコいい。2013/09/07
MIKI(magicrose)
19
東日本大震災の翌年に出版された本。興奮醒めやらぬ中で書かれた文章という感じで、著者の熱い想いは伝わってくるし、ところどころ心が動くエピソードも多いのだけれど、なんとなく著者の物語に入り込めないまま読み終えてしまった。震災から8年の年月が過ぎた今、著者が始めた活動は今でも続いているのだろうかというほうに興味がわき、ブログ「人の根っこにつながる!」を見てみたところ、会社や団体の名称が変わったりはしているが、どうやら順調に、さらに発展した形で続いている様子。時間を見つけてMORIUMIUSを訪れてみたい。2019/08/28
rigmarole
13
印象度B。震災復興・地域活性化を通して日本を発展させるという着眼点に賛同します。また彼の使命感の高さには脱帽。しかし現実的に考えると、その熱意は本当に日本を変える大きな力に成長するのか、正直言うと私はまだ懐疑的です。水をさすようなことを書いてしまいますが、自分の描いた幻想や自分の書いた言葉に自己陶酔しているようにも感じられます。もっとも、新しいことを始めるには夢が必要でしょうし、多数の人が夢に陶酔すれば大きなことが成されるものでしょうから、その夢が誤った方向に向いていない限りは応援すべきなのでしょう。2018/03/20
団塊シニア
13
仙台市出身42歳の筆者が東日本大震災後東京から最大の被災地石巻市に移住し事業家兼漁師として生きることを決断した経緯を本書で語っており震災関連本というよりビジネス書として一読をお薦めします。2012/06/02
onasu
7
グッときました。震災復興、ピンチをチャンスに。そこに身を投じた立花さん。頭で考えるのではなく、自分の内なる声に耳を傾けて、素直に動いてみる。「グッとくる」ことには、周りも共鳴して、いい方向に。 自分はどうなの?て問いが浮かびますが、ちゃんと回答してくれています。まずは、日々の糧を得て、周りの人を大事にして、それからだと。 多くの人は、世の中を良くしたいと思っています。ただ、色々あって…、て。でも、ホントのところ、どうなんでしょう。そこら辺、背中を押してくれる「グッとくる」一冊かもしれないです。2012/06/13




