内容説明
自分より大きなものを背負っている時にこそ、人は大きな力を出せる──。そう考える著者は、あえて中国・南京に柔道場を建て、ロシアのプーチン大統領と交流し、世界中で柔道指導を引き受ける。時に批判を浴びたとしても、現代に生きる一人として、この国をよくすることに責任を感じるからだ。若い頃から「自分ならざるもの」を背負い、結果を出し続けてきた“史上最強の柔道家”が示す「逃げない大人」の覚悟。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
11
《私‐図書館》山下さんは、何もかも背負い続けてるんですね。それを背負えるだけの人になってたんですね。熊本県人の誇りです。2012/07/06
calaf
8
柔道って、出来てからそれほど年月は経っていないのですね...そして、この人は真面目な人ですねぇ...2012/06/29
Yohei
6
★★★☆☆現代最強の柔道家、山下氏の人生録。現役よりも引退してからの第2の人生以降の姿勢のほうが興味深い。それ以上に、末尾に引用されている安岡正篤氏の言葉。。。すでに亡くなられて久しいが、一言してなんという説得力。『人生は果決である。どの花を残してどの果実を実らせるか。それを選び取る勇気と決断が必要なのだ』 2014/10/29
ANUNYAPHUM
3
この本を読むまで、「柔道の強い山下選手」以上の事は知らなかった。 しかし、本を読むと山下さんの抽象度の高さに脱帽する箇所が多々あり、すごい人格者であることを知った。 ほろっとするような感動も伝わり、社会のリーダーとして生きる山下さんの考え方に惚れました。2012/05/25
kubotajun
2
面白くて一気に読み上げました! 柔道家(選手,指導者),教育者という立場で色々な帽子をかぶりながら関わってきた活動のなかで得られた様々な「覚悟」と「責任」. 日本のスポーツ振興,スポーツの発展,さらにはスポーツを通じた教育など,これからの日本には欠かすことができない人財である(私のような若輩者が言うのも変ですが). 勉強させていただきました.自分も日本を背負う人財になっていきたいと,改めて思いました.2012/06/17