内容説明
かつて深く愛したイーサン。ミアは今も心を乱される彼が憎かった。9年前、イーサンの母親が校長を務める寄宿学校に入ったとき、内気なミアの話し相手になってくれたのは、6歳違いの彼だった。4年後、ミアは彼とデートし、ベッドまでともにするようになった。イーサンはその間に彼女の父親の会社に入り、着々と支配を強めていた。ミアの母の自殺と、彼女の父と自分の母親の再婚を待っていたように。イーサンが私に近づいたのは、父の会社を乗っ取るため。そして母の死は、父とイーサンの母親の情事を知ったから……。そんな仕打ちに耐えられず、ミアは彼らの前から姿を消した。なのにイーサンは5年もかけて彼女を捜しあて、父のもとに帰れと言う。ミアは目の前に彼を舞い戻らせた残酷な運命をのろった。■デビュー以来、150作以上の作品を書き、不動の人気を誇るC・モーティマー。すれ違う恋人たちの心情を確かな筆致で紡ぎ出す、正統派のロマンスをどうぞお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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題名通りの全員がすれ違いだらけでしたが、それなりに楽しめました。だた、２０歳だったヒロインの勘違いから起こした行動をみんなしてやんわり攻めてるけど、間違いを犯したのはその人達だし、そこまで思い悩むのを放っておいたのも、どうなのよ？ヒロイン一人がひどい罪悪感に浸って、継母は涼しい顔で、謝るようなことはしていないって、あっさり言い切るって…あなた達が勘違いさせた一番の当事者で、肉体関係がなければ、既婚男性が、女性の家に会いに行っても、申し開きの必要がないというのは、誰が聴いても疑問が残る。そこだけが残念2015/07/03
MOMO
2
相変わらず、ロマンス系の探偵社は無能だわ・・・おまけに娘を守ろうとした挙句に、娘を失って、嘆き悲しむお馬鹿な父ちゃんは、哀れとしか言いようがないわ。だって、元凶はあんたでしょ？なのに一番の被害者みたいな書かれ方してるし・・・。まぁ、確かにミアちゃんの行動は少々被害妄想気味ではあるけど、彼女はそんときはまだ２０歳だったし、それを後押しするような秘め事をしたのは父ちゃんなんだから、どうしても同情できない・・・。なにより娘を５年も探し出せないなんて・・・どれほど無能なんだか・・・2012/06/16
くろうさぎ
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隠し事はよくないよねぇ・・・。しかも、こんな後になって告白されたら、罪悪感ピークになるよねぇ・・・。とんでもない思い込みかもしれないが、、みんなもっと説明すればよかったんじゃないかな・・・？しかし、本当にお粗末な探偵だねぇ・・。金無駄遣いじゃん。2012/10/15
ひまわり
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電子書籍。幼稚な思い込みと真実を隠した父親のせいで五年間逃げていたヒロイン。ヒーローも言葉が足りなかったんだと思うよ。2012/05/10
きき
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ヒロインの父と継母の考え方が理解できなくてスッキリしない。 ふたりがきちんとヒロインに真実を話さないからヒーローも微妙な立場のまま五年も我慢させられて気の毒。 読後もモヤモヤ2018/06/20
