内容説明
「すごく楽しい42キロでした!」シドニーでのレース後に、笑顔と共に発した言葉。マラソンという過酷なスポーツ競技者として自分を支え続けた言葉、そして高橋尚子という人間をつくり上げた恩師、両親の言葉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャボン玉
18
小出監督に育ててもらえと、Qちゃんは幸せだったと思う。まさに、一緒につかんだ金メダル!!ケガや故障に泣いたことが嘘のように乗り越える力。つらいときこそチャンスの精神で笑顔でいてすごいなー。読んでよかった(^^ )2016/06/05
じゅむろりん
16
高橋尚子さんの講演会を聴いて、思わず買った本第2弾。高橋さんが、講演会でお話していた内容がこと細かに書いてあるので、伝えたかったことがよく分かりました。栄光の道を歩んできた訳ではない彼女だからこそ言葉に重みがあり、「夢」を追いかけるときの苦しみや挫折は我々にもシンクロするものがあります。ぜひ、中高生に読ませたい人生の指南書!彼女のファンになりました。2014/11/30
まさぽりん
14
あの時理解出来なかった言葉が、だいぶ時間が経って、自分が少しずつ成長してある日突然理解できる言葉になっていく。。。言葉は生きている。私にとって、それは叱責だったりする事が多かったのだけれど。誰かにかけてもらった言葉をメモして記憶に留めておく、高橋尚子さんの姿勢は素晴らしい。色々な経験を積んで、誰かに心に残る温かい言葉をかけられる様な人になれるといいな。2014/10/09
り
11
ラン友から、半強制的借り読み。昔っからQちゃんのことは素敵だなー好きな人だな〜と思っていたけど、本だとか、そこまでの関心はなく。ちょっとタイトルは仰々しい気もしますが、読んでみるとやはりQちゃん素敵だな、可愛いな、いいな、と。プロスポーツの世界で生きてきた方なので、気ままに走る自分とは比べものにならない体験や思いをしてきているし、それを支えた人や言葉との繋がりは彼女にとって本当に大きかったのだと伝わってきました。そして、その中の言葉のいくつかは既に私の日常をほんの少し変えています。2018/02/06
ひかり
6
この本は、絶頂期ではなく、引退した後に出されてるので、深みがあってすごく良かった!小出監督の指導も良かったんだと思うけど、高校の時の先生も凄くいいアドバイスをしてくれたと分かった。ケニアの話で、靴一足が命を助けるというのも、ささる。印象に残ったのは、「Qちゃんは自分を他人と比べないから、嫉妬もしなければプレッシャーもないんだよ」「今日一日を全力投球」「夢が目標に変わったとき、道は開ける」「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」(^。^)いい本だ。2023/04/17