ハーレクイン アリスのめざめ

著者名：ヴァイオレット・ウィンズピア【著者名】/平敦子【翻訳者名】

ハーレクイン（2012/04発売）

• ISBN：9784596934383

内容説明

私の代わりに、婚約を破棄したいと彼に伝えてきて――そう妹に頼み込まれたアリスは、妹の婚約者に会うため、しかたなくひとり異国ギリシアへ赴くこととなった。だが滞在先のホテルで休んでいたところ、あろうことかスタッフに扮した謎の男に誘拐されてしまう。男の名はステファン。妹の婚約者に恨みを持つホテル王で、どうやら妹とアリスを間違え、復讐の道具にするつもりらしい。必死で人違いだと説明するも耳を貸してもらえず、アリスは彼の所有するエーゲ海の孤島へ連れていかれ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

ヒロイン妹の身勝手さに辟易。そしてそれを許してしまうヒロインにも非はある。穴だらけの調査をもとに復讐を企て実際に外国人を誘拐するヒーロー・・・、唖然。恋人の死の真相は結局分からないけど、誘拐はれっきとした犯罪だから！そこまでするなら徹底的に調べて最終確認をしてからにしましょうよ。別人を巻き込むな。そして、人の話を聞け。人違いだと知ってからもそれをヒロインに隠して求婚する厚顔さは相当なもの。噂の”妹の婚約者”は結局どうなったのか知りたかったんだけど。屋敷の使用人たちがいい人だったのでそこだけ和んだ。

2016/01/07

[くろうさぎ]

ヒーローは全く人の言うことを聞かない男でしたね・・・・。本当のところはどうなのかよくわからないところが多い話でしたね。ヒーローの亡恋人も従兄弟の話じゃ聖人じゃなかったようだし、ヒロイン妹は自分勝手すぎる詐欺師のようだし、婚約者の話もどこまで本当なのか？

2013/03/14

[ロモコ]

甘さが足りないかなぁ。妹も悪役かと思えば、そうでもないし、ヒロインは、人を憎んだり恨んだりしない、心底善良な人なんでしょうね。こんな状況でも、良く言えばとても頑張ったと思います。

2012/05/28