全盲の僕が弁護士になった理由

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全盲の僕が弁護士になった理由

  • 著者名:大胡田誠【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2014/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822264376

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内容説明

なぜ彼は、光を失っても絶望せず、軽やかに笑って生きているのか…
全盲弁護士の生き様には、全ての困難を突破するヒントが隠れている!

●困難な目標を達成する突破力とは?
●顔を見ずに人の心を読むテクニックとは?
●苦難をエネルギーに変える思考法とは?

震災、不況、高齢化…。逆風だらけで「できない理由」が身の回りに溢れているいまだから読みたい1冊

 全盲弁護士・大胡田誠の半生を描く本書の企画はそこから始まった。12歳で視力を失いながらも弁護士を志し、8年の苦学を経て司法試験に合格。町弁(町医者的弁護士)として深刻な悩みを抱える依頼者を支える一方で、全盲のパートナーと結婚し、子育てにも奮闘する。 どんな逆境にあっても、人生を「楽しむ」ことを諦めない。そんな著者の生き方に迫る。困難と闘うすべての人に贈る、汗と涙の奮闘記。身近で素朴な疑問から弁護士の仕事の裏側まで、ハンディに負けずに明るく生きる秘訣を紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

33
全盲で司法試験合格は3人目。猛烈な勉強をされたと推察する。先天性緑内障のため12歳で失明(1頁)。かつては絶望の中におられた著者が人を助け出す仕事をされている(12頁)。普通の弁護士にはわからぬ苦労が依頼者への信頼にも繋がる。依頼者とは、社会で苦しい立場に立たされ、寂しさや自責の念を抱えて生きる人たち(24頁)。生きにくい社会を変える弁護士であってほしい。慶大医学部図書館では弁護士バッジや名刺提示すれば無料で蔵書閲覧可(44頁)。受験で山川世界史用語集に点訳版がある(107頁)。2015/02/25

カロリーナ

29
ノンフィクション/評価しない 12歳の時に失明した著者のこれまでの歩み。弱視者の近親者(旦那さんは全盲)がいるので、(今更ではありますが)気付けていないこと、知っておいたほうがいいこと等、これから付き合っていく上でプラスになればとの思いと、私自身常々「努力」が足らないと自覚していたので、そういう意味でも背中を押してもらえたらと、ずっと読みたかった本。今年10月に読んだ『ぼくらは、1988年生まれ』内でドラマ化の話が出ていて、いい機会だと思い手に取りました(結局ドラマは観られませんでしたが)。↴2014/12/07

宇宙猫

25
★★★ 点字を読む速度に差があるなんて考えてもみなかった。知れば納得だけど思ってもしないことってたくさん有るんだろうな。2016/06/07

消しゴム

25
平成28年4月1日障害者差別解消法が施行され、合理的配慮が公的機関では義務化された。この法律について分かりやすく説明していたのが、この本の著者 大胡田誠弁護士だった。大胡田弁護士は、先天性緑内障のため全盲だったが、5回目の司法試験で見事合格している。「心はどこに存在するのか」「人と人との間にある」人が心と感じるものは、誰かのことを思ったときにその人との間に生じる感覚である。合理的配慮とはそんな「こころ」なのかもしれないと思った。2016/05/13

18
文字も大きく、読みやすい一冊。動画で見た先生の人柄も存分に伝わってきます。そして、終始ウルっとしながら読了しました。読むと仕事も勉強も頑張ろうと思えます。子どもも大人も、読んで欲しい本です。2017/12/09

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