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内容説明
この10年、「鉄道」が世界中で大躍進を遂げている。自動車に交通シェアを奪われてきた斜陽産業が、なぜ復権したのか? 欧州発のグローバルな大転換を、ビジネス・環境・高齢化・地域再生の側面から徹底分析。次々とローカル鉄道を廃止し、ジリ貧に陥っている日本社会に警鐘を鳴らす。脱・自動車社会を予見する交通経済学。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tkmt
2
厳しい局面に立ち向かい続けている鉄道業界へのエール。日本と欧州を比較しつつ、費用便益比では見えてこない鉄道の利益や、万人に開かれている『移動の基本的権利』といった視点から鉄道を再利用することを説いている。地方都市レベルにおいて車の乗り入れを規制し、LRTを敷くやり口はタメになる。しかしながら、本書には町村における鉄道の再活用事例が皆無である。過疎に悩み消滅しつつある場所において鉄道の復権は絶望的か。2020/08/24
三上 直樹
2
先日のたま駅長社葬の貴志川線、昨日の事故に揺れる新幹線の両方とも紹介されている、日本と世界の鉄道の現在と今後の課題を明らかにしている労作。公共交通の意義を考える上で必読です。 ちなみに、貴志川線は世界中から集まることで知られていますが、運営の上下分離といった世界標準をいち早く導入しているそうで、その点からも注目されるべき存在だというのは、はじめて知りました。2015/07/01
takao
1
長距離は鉄道に限る。2017/01/31
チャーリイ
1
EUの成立や環境意識の向上などで欧州で再び存在感の増す鉄道について、日本とも比較しながら述べた書。元々頭端式ホームの文字通りのターミナル駅が多かった欧州で、EUが成立したことで各国の首都が目的地でなくなり、通り抜けられるターミナル駅が求められるようになったという話が面白かった。ターミナル駅がターミナルではない方式は、日本が先駆的で、大阪駅などが代表例。日欧の比較は読み物として普通に面白い。2014/06/10
井上岳一
1
これは面白かった。世界的な鉄道回帰の流れがなぜ起きているのかを、鉄道の歴史を踏まえながら説明する。事業者任せの日本と、街づくりの観点から鉄道のみならず、交通システム全体の設計をする欧米との違いに、 溜息が出る。話し合わず、既得権益を手放さず、それがために、全体最適ができない。全て問題の根っこは一緒。2014/05/17
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