内容説明
大震災を口実にした大増税で、いま役所は「祭り」状態! 日本人一人当たりの物的資産は966万円に過ぎないのに、今回の復興財源法では、被災者一人当たり4600万円が使われる計算になる。しかし、これは山を削り高台を作るエコタウン造成など、壮大で時間がかかる計画に浪費されてしまうのだ。精緻なデータ分析を元に、「復興」の美名の陰で進む欺瞞の構図を炙りだし、安価で人々を直接助ける復興策を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
数字を明らかにした論評は興味深くまた論旨がわかりやすかったです。また政府の意図がダイレクトな復興ではないのも理解できました。ただ著者の主張が被災地に受け入れられるとは思えませんでした。2025/02/27
calaf
12
震災復興のためにはスピードが最も重要。なのにこの国では、何事も進むのが遅い。漠然と、規模が大きい話だから、あるいは慎重に判断を進めているからと考えていたものの、そうではないらしい...早く進みすぎると困る人々がいるらしい...うーむ...2012/07/06
秋せつら
3
う~む誇張した無駄な復興予算を組むより、直接被災者に行き渡るのが復興の一番の近道なのはわかるが・・・ この著書自体、都市から地方目線でしか無いように思える。 地方は衰退していくのだから、復興するな(とは言ってはいないが) と捉えてしまう><2012/11/13
書痴楽
2
昨年まで被災地となった地域で暮らしていた者にとって、著者の復興論はとても肯定できるものではない。著者は高台移転を高コストとして否定しているが、これは過去の津波災害により幾度も町を失った被災地住民が、その歴史に終止符を打つ決断をあざ笑うものである。さらに、東北道の存在を挙げて三陸道を整備する必要はないとするも、この道路自体が被災地と直接結びついていないことを認識できていない点から、著者は東北を訪れたことがないことが分かる。この本は、データ偏重のエコノミストによる首都から見た上から目線の復興論にすぎないのだ。2013/08/11
プラス3
2
震災の影でなにやら企んでいるやつらがいる。23兆というでたらめな予算をでっち上げ増税することしか頭にない政府。公共事業を増やして天下り先をつくりたい公務員。ゴーストタウンを造るだけの復興政策。震災に関係ない事業もぶち込んで予算が足りないと抜かす地方自治体。そんなバカどもを一刀両断。2012/03/29
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