ハーレクイン シチリアの暴君

著者名：ケイト・ウォーカー【著者名】/萩原ちさと【翻訳者名】

ハーレクイン（2012/03発売）

• ISBN：9784596127174

内容説明

ピエトロとの幸せな新婚生活はあっという間に終わり、マリナがシチリアからロンドンに逃げ帰っておよそ2年。なんの音沙汰もなかった夫から手紙が届いた。〈僕たちの結婚に決着をつける潮時だ。今すぐこちらへ来い〉有無を言わさぬ“命令”にマリナは抵抗したが、結局は逆らえず、差し向けられた専用ジェット機でシチリアへ飛ぶ。彼はなぜ今になって離婚を決意したの？晴れて自由の身になることを望んでいたマリナは、夫の真意を測りかねながらも、弁護士事務所で再会する。そのとたん、マリナは消せない情熱の炎にあおられ、あわてた。それは動揺を隠せないでいる、ピエトロもまた同じだった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[akiyuki_1717]

ありがちなストーリーで読みやすいのかと思いきや、延々とふたりの痴話喧嘩が続きます。別居に至った経緯は幾らかあるけど、一番の原因は流産した時にヒロインがヒーローを締め出したことだったと思う。それなのに変な被害妄想に取り付いて、ヒーローを悪者にして勝手に出て行ったんだから、ギャンギャン喚くヒロインのセリフと心情に若干ウンザリした。

2015/04/25

[MOMO]

基本的に相手の愛情を試すような行動をとる女は嫌いなんです私。だから、夫がおってくるのを期待して逃げ出したマリナちゃんは、その時点で嫌いなの。同情？子供に関してはするけど、後は一切する気なんて起きないわ。一人で陰気くさく自己憐憫に浸ってなさいよ。おまけにふらふらと揺れ動きすぎて、なにがしたいのか皆目わかんないし。ピエトロ君だって、けっこう言うことが変わるもんだから、なんだか意味のない痴話げんかを延々読まされている気がしてさぁ・・・ほんと、くたびれちゃったわ・・・　　　　

2012/05/29

[麻琴]

予想出来る展開の夫婦再生もの。ヒロインもヒーローも悪いところがあって、もっと話をしてれば無駄な年月を過ごさなくてもいいのにと思った。くどいけど、結構楽しめた。意外に好き。☆４

2016/12/01

[ちゃろ]

⭐⭐⭐夫婦再生もの。妊娠をきっかけに結婚し、流産をキッカケに夫婦に亀裂が入りヒロインが逃げ出したよくあるストーリー。でも物語終盤まで二人が牽制しあって、自分を守ろうと酷いことを言っちゃうし、それでますます事態が悪化して読んでると辛くなってきた。 最後は、ヒーローが譲歩するんだけど、もうちょっと 早めになんとかならなかったもんかな〜

2013/12/08