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内容説明
平安とは名ばかりの時代が、すぎさろうとしていた。武士として力をのばす平清盛と、平家をたおそうとする院(後白河法皇)。それぞれから仕事をうけた蠱毒使いの虫頭は、究極の毒をつくることをもくろむが…。小学高学年から読める歴史怪奇ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
52
牧野礼氏の児童書枠歴史ファンタジー。時代は平清盛と後白河院の蜜月が終わり互いに疑心暗鬼が暗殺合戦へ変わる鹿ヶ谷前夜。双方から依頼を受けたのは生き物を苛め抜き殺し合わせて強い怨鬼を造る蟲毒使い。蟲毒の材として囚われた妖力を備えた一途な猫の少女と高貴な血筋ながら孤独な犬神憑きの娘に毒師の手駒にされた少年弟子が絡み平氏と朝廷が拮抗する乱世を駆け抜ける!児童書で大丈夫?と思えるドログチャ設定だが筆は巧みで疑心暗鬼の醜さも雁字搦めの運命も敢えて隠さず清らかな勇気とその先の自由を描く。中川学氏のキュートな挿絵も最高♪2026/08/15
ポチ
40
読友さんの紹介で読んだ作品。心の汚れ切った蠱毒使いと純粋で一途な少女の極端なくらいの対比が中々いいですね。冒険小説風で、最後に正義は勝つ!が何とも気分が良かったです。少女を含めた仲間たちの幸せそうなラストも好きです。2026/09/05
Rin
11
作者はいわゆる天才の一人で本作もストーリー性やネーミングセンスに光るものが見られます。反面で残酷な表現が見られ作者は発想に優れているもののこの本は児童書として扱いが難しいと感じました。作者は1983年生まれでこの世代が受けた打撃の大きさと同時に文芸の粋を伺わせる感じが致しました。2022/11/19
マツユキ
11
猫と犬が揃っているのは珍しい。特別な猫と人間の間に生まれた猫の一族の娘、夜斗は、急死した幼馴染に会うため、〈呼び返しの祠〉に向かう途中、何者かに攫われ…。平清盛の時代を舞台にしたファンタジー。歴史の裏側で、蠱毒なんておぞましいことが…。蠱毒使いの弟子の少年に、夜斗を救った者の正体、夜斗が見る夢の謎。あっさり読み終わってしまいましたが、何者にも縛られない生き方を3人で見つけたのが素晴らしい。尾長が好きだなあ。続編が読みたいような、このまま幸せに暮らしてほしいような、複雑な気持ちです。中川学さんの絵も素敵。2022/03/04
深青
6
面白かった!絵に惹かれて、手にとったんだけど…もうドキドキしてあっという間に読んじゃった。まず、設定が良いですなぁ。猫耳さんと犬神さんと毒を飲むしかなかった少年。それぞれのキャラが魅力的で、3人でいいあじだしてる。ストーリーの方も、どうなるの?のドキドキあり、切なさあり、キュンあり。楽しませてもらいました。ですが、今回一番ツボだったのは「尾長」さん。愛しい子まっしぐらで、傷つける奴にはとことこんドSなんて…悶えた(笑)2013/05/20
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