内容説明
■内容紹介
20代で初めて訪れ、何度も通い続けたインド。だが1990年以降、経済が発展し勢いに乗るインドは、私にとって居心地の悪さを感じる地になった。「貧困」が代名詞だった1973年のインドと、IT時代の活気ある2010年のインドはどのように変わったのだろうか。次々とビルが建設され、ITを中心としたグローバル化が進んでいるインドは、豊かになったように思えるが、農村では作付けのための借金を苦にした自殺者が増えているという。結婚や就職、金銭のごまかしや物乞いなども、同じように見えていても根本は昔と違っているようだ。中流が急増し欧米的な思考が浸透しつつあるからこそ、より貧しくなった問題も多いのではないか。インドを研究し続ける著者が見た、新たな「インドの混沌」とは?
■著者紹介
高邑 青(たかむら あお)
東京外国語大学インド・パーキスターン語学科を卒業後、NHKの国際放送局(ラジオ・ジャパン)でインド亜大陸向けニュース編集や番組制作に携わる。1972年、デリー大学でインド事情、ヒンディー文学を学ぶ。その後、外務省ヒンディー語講師を経て現在、拓殖大学国際学部、商学部講師。NHKラジオ・ジャパンでインド・南アジア向けニュース編集などを担当。著書に、『蓮と紅茶とマハーラージャー ―インドに関する三十三章―』(新風舎)、『まずはこれだけヒンディー語』(国際語学社)がある。千葉県柏市在住。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
15
成長、進化、変革。得るもの失うもの。そして、根底に流れる宗教、民族の価値観。知人・友人、旅での出会いを通して、著者の”皮膚感”で過去と現在を比較。「クリーニング代金」や、「物乞いへの施し」を通した心の葛藤が印象に残る。愛着がある故の、失望のような著者の感情。経済発展に影響を受けない「格差」か・・・。それにしても総選挙の投票期間が「1ヶ月」か~。人口から考えれば当然かもしれないが、それでも驚き。待ちくたびれないのかなぁ・・・。(汗)蛇足だが、やはり紅茶はどこの御宅でのんでも、お世辞抜きで美味しいようだ!2013/02/20
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