チェルノブイリ家族の帰る場所

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チェルノブイリ家族の帰る場所

  • ISBN:9784255006383

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内容説明

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1986年4月26日に起きた、チェルノブイリ原子力発電所の恐ろしい事故。このスペイン発のグラフィック・ノヴェル(漫画)は、住みなれた土地を突然に追われ、あるいは愛した土地に留まった〈家族3世代の物語〉を描いている。論争にもセンセーショナリズムにも陥ることなく、かの土地に生きた人々が「心」に抱いた情景が浮かび上がる。チェルノブイリは決して「遠く」の出来事ではない。漫画・物語が持つ力を通じて、本書はそのことを強く訴えかけている。原書はスペインで2011年4月に刊行され、El Mundoなど国内主要紙でも紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

石破茂辞めるなと思う24歳レースクイーン・寺

11
チェルノブイリ事件の漫画。事件当時の雰囲気がわかる。しかし今後十万年も放射線を発し続ける核燃料が原子炉にまだ……2012/09/30

イッセイ

9
スペイン人作家による漫画。左から右への展開に慣れないのは、ほんの数ページ。松本大洋のような作風で、チェルノブイリが爆発した時の表現は衝撃的だ。しんしんと胸に沁みる。漫画は読書メーターに記録してないんだけど、禁を破って(S)2012/03/13

フロム

8
HBOの傑作ドラマ「チェルノブイリ」に触発されて再読したのだが、ドラマやイギリスのドキュメンタリーはあんなに凄いのに漫画だと微妙とまではいかないが「事実感」と言うかリアリティが鈍く映るのは事実をフィクションに置き換える過程でフィルターがかかってしまう点にある。事実を誇張したら嘘臭くなるし、フラットに提示したら衝撃感が薄れるし、漫画の絵は記号なのでどうしても生々しさが薄れるのかもしれない。映画や演劇がその点では役者の演技や劇伴によって生々しさを加味する事が出来るので変な作り物感が薄れるのだと思うがどうだろう2019/10/01

ひま

8
普段は漫画を登録しないけど。チェルノブイリと福島の事故原因と規模は違うけど、それでも、万が一の事故が起きた後に、その街に二度と戻れないような施設を作るべきじゃないと思う。でも、廃炉も核燃料管理にも時間と危険がつきまとう。それにしても、日本にこんなに原発があったとは。いつの間に。2012/06/11

奈良坂葵

7
チェルノブイリ原発事故のことを知ることは、今後の日本を知ることにもなる。漫画と文で読みやすいし、あの時の今の様子が迫ってくる。帰還者サマショールの老夫婦の姿とその家族に考えさせられる。2013/11/25

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