内容説明
この1冊で日本の電力問題は決着を見る!
東日本大震災そして原発事故から1年。放射線に汚染された国土は一向に回復の目処が立たない。それどころか汚染は蓄積され、今後百年以上福島第1原発周辺に人は住めないだろう。万が一同様の事故が起きたら、日本は消滅するかもしれない。にもかかわらず、なし崩しに原発再稼働に向けた動きが顕在化している。竹田氏は原発推進派が今も上げるその根拠を徹底検証する。そして原発がいかに日本に合わないか、さらには不必要であるかを明らかにし、原発の10分の1で同出力が得られるガス・コンバインドサイクル発電による代替を提唱する。明治天皇の玄孫である著者が「日本人の感性」や「日本人論」から原発問題の核心に迫った目からウロコの脱原発論。この1冊で日本の電力問題は決着を見る!
目次
序章 結局、原発をどうしたらよいのか
第1章 原発に保守もサヨクもない
第2章 1年ではっきり分かったフクシマの実情
第3章 原発推進派の5つの嘘
第4章 低線量放射線の人体への影響
第5章 原発が日本にふさわしくない3つの理由
終章 これで原発問題は決着!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんくまそ
2
英語での原発についてのディベート体験、日雇い労働者援助活動の経験、そして、イラクで劣化ウラン弾による放射能障害におかされた子供を2人も死をみとったつらい経験をふまえ、圧倒的なデータで明快かつ丁寧に、原発必要論のいんちきを論破していく。2013/09/18
よっしい~
2
使用済核燃料の最終処理が不能となっている現状から、原発即時廃止と判断する私にとり、我が意を得た思い。 それにしても、GTCCの採用など判りきった対策を不都合とする体制は何なのだろうか。 我々庶民は本当のことを知らされずに日々を過ごしていかねばならないのが無念だ。 パンドラの箱は神話だけで<希望>が残っているだろうか。2013/08/04
Humbaba
2
現在の技術があれば,天然ガスを使った高性能の発電所を3年程度で作ることができる.つまり,数年あれば脱原発は可能であるということである.確かに原発によってエネルギーが供給されてきたというのは事実である.しかし,この度の震災とそれに伴う被害,また,だいたい手段の有無を考えれば,脱原発という方向性を選ぶことも,充分合理的な判断となりうる.2012/03/26
not six
1
原発断固反対。保守・原発推進vs左翼・反原発という凝り固まったヒエラルキーの中で保守・反原発を貫く竹田さんの姿はどことなく孝明天皇とダブる。原発には愛がない。ではなにがあるか、拝金主義手垢だけ。「吐き気を催す邪悪」を目の当たりにした気分だ。ただ群馬県は少し見直した。2013/07/17
荒岸 凪音
1
なぜ今直ぐの脱原発が可能なのか、脱原発しなければいけないのか。分かりやすく書かれています。保守派を自認する人向けの本です。2013/03/19
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