内容説明
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ていねいに説く「量子場」の基礎の基礎。学部1年生から「量子場の理論」に慣れ親しむための入門書。予備知識を最小限度に抑えて,ゼロから学んでいく。場の理論はむずかしくない!
目次
場は変化の舞台
空間を格子に切って考える
生成・消滅演算子への第1歩
ブラの導入
状態の時間変化
飛び移る粒子
境界条件と直交系
連続な空間へ
無限に広い連続空間
波束の運動と古典力学
同じ種類の他粒子系―ボーズとフェルミ
波動関数の対称性
フェルミ・ディラック縮退
ボーズ粒子の集まり
コヒーレント状態と調和ポテンシャル
クーロン相互作用
場の方程式
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
御光堂
2
量子力学を学ぶ以前に場の理論を学んでしまおうという本。場とは本来何なのかというのが説明不足な気がする。量子力学を学ぶ前に、ブラケットとか演算子とかを扱われてもピンと来ないので、やはり量子力学の基本的なことは知っておいた方がいいと思う。量子力学の勉強とともにあわせてこの本を読めば、逆に量子力学を学ぶ参考にもなる。2019/03/21
さーど
0
場の理論について、格子系から出発して連続体を説明し、後半でご存知のシュレディンガー方程式を導く。 イチから読むと確かに分かりやすいが、量子力学をかじった初学者は、シュレディンガー方程式から出発しないやり口に少し戸惑うかもしれない。 かなり分かりやすく書かれており、よく使う物理数学公式もちゃんと説明があるので、基礎の確認にも使える。2018/05/11