内容説明
食と酒と煙草を愛し続けながら、健康診断にいまも悪いところがまったくない88歳の食道楽が、健康に長生きする秘訣を自らの半生から探った自叙伝的健康論。
巻末に白澤卓二先生との特別対談「白澤先生、生き方上手な食道楽と意気投合」を収録。
目次
はじめに 命は食にあり
第1章 健康人生の十カ条―たぶん私はこんなことを守ってきただけ
第2章 生まれた環境、育った環境―大正・昭和・平成を波瀾万丈に生きてきた
第3章 働くことを愉しむ―主婦として、記者として、編集長として
第4章 お酒を愉しむ―お酒は人生の旅を豊かに楽しく広げてくれる
第5章 食を愉しむ―世界の美味との出会いと、ダイエットについて少しだけ
第6章 人との縁を愉しむ―例えば私にとっての石井好子さんは元気の源だった
巻末特別対談 白澤先生、生き方上手な食道楽と意気投合
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喪中の雨巫女。
16
《私‐図書館》岸さんを『料理の鉄人』で知り、だいぶん月日がたちましたね。相変わらずお元気そうで、何よりです。てっきり、独身だと思い込んでました。素敵な旦那さまいらっしゃったんですね。2012/11/27
なめこ
4
岸朝子さんの来歴がわかる本でした。亡くなったときに新聞に書かれていたのが、「料理好きの主婦求む、という主婦の友社の求人に応募して以来、料理記者として活躍」という一文。著書も編集者としての仕事も知らず、そんなんで長年活躍してるなんてすごいなー、と思っていたら、本書を読んでただの料理好き主婦ではなかったとわかりました。祖父母の代から食と教育に熱心で、女学校から栄養大学へと進んだご本人は猪突猛進の亥年。周囲の期待を受ける妻を尊重し応援したご主人のキャラクターもいい。同じ亥年だし、発奮します。2015/10/21
nizimasu
4
以前に料理の鉄人に出ていた時は、山本益博みたいな人かなと思っていたんだけど編集者から今のようなグルメ的なポジションになっているのかと思いました。ただベースにあるのは女子栄養大学で学んだ食育があって、戦前から戦後の食料事情のない中での家庭料理の重要性やレシピの開発など、知られざるエピソードが満載でした。それにも増して、沖縄出身の岸さんに対する差別的な当時の人の言葉の話など、焼け野原から立ち上がった日本人像とは違う日本人の悪しき側面が垣間見えたのもなんだか誠実な人柄を感じました2013/11/12
gram1126
3
素敵な人生 戦火を生き抜き、この時代の方の強さに感嘆。平成生まれは長寿でもこうはならないと思う。私もしかり。★★★★2017/08/18
yosssy
3
米寿を迎えてなお、肉を食べ、お酒にタバコも嗜む。『料理の鉄人』の「おいしゅうございます」のイメージしかなかったので、職業婦人のハシリで料理記者としてバリバリ活躍していたことを初めて知った。恩師の「嫌なことは夜、蒲団の中で考えないこと。太陽の下で考えれば何事も明るくなる」に納得。健康で長生きできたらいい。2015/05/22
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