最高裁の違憲判決 - 「伝家の宝刀」をなぜ抜かないのか

個数:1
紙書籍版価格 ¥968
  • Kinoppy
  • Reader

最高裁の違憲判決 - 「伝家の宝刀」をなぜ抜かないのか

  • 著者名:山田隆司
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • 光文社(2012/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334036669
  • NDC分類:327.01

ファイル: /

内容説明

最高裁が法令違憲の判決を下したのは、発足後64年間でわずか8件。果たして最高裁は、「伝家の宝刀」である違憲審査権を適切に行使してきたのか? 本書は、憲法に対する最高裁の「姿勢」を浮き彫りにするとともに、歴代の最高裁長官の事績を追うことによって、違憲判決の歴史を舞台にあげる。この1冊で、違憲・合憲を判断する枠組みがわかること、請け合いである。

目次

序章 違憲判決とは何か<br/>第1章 政治からの「逃避」―1947~1969 政治に踏み込まず、の“家訓”を宣言<br/>第2章 北風と太陽―1969~1982 「公人」に厳しく「私人」には優しく<br/>第3章 審理方法に変化の兆し―1982~1997 「規制目的二分論」に疑問符?<br/>第4章 「救済の府」の覚醒―1997~ 人権保障の砦に<br/>補章 「1票の格差」訴訟を追う<br/>終章 岐路に立つ最高裁―国民に近づける3つの改革案<br/>識者インタビュー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kotte

11
Kindle Unlimitedで読みました。学部時代憲法ゼミに所属していたため、読んだことがある判例ばかりで懐かしい感じがしました。違憲判決を時代に流れに沿って紹介するという試みは法学未履修者に対してとてもわかりやすく、理解が進むものだと思います。2017/04/21

takizawa

6
縦軸で読む憲法判例というのが物珍しい。政治と最高裁人事の関係を知ったり,長官ごとの大まかな判例傾向を掴むことは憲法の学習においては特に必要なことではないけれども,ストイックに勉強するだけでは楽しくない。最高裁=保守の牙城というイメージが強いのは,「八幡製鉄事件で,経団連の献金について自民党にお墨付きを与え,猿払事件では,社会党の手足にダメだし」してきたような蓄積があるから。しかし,個別意見を活発に付すようになったり,違憲判決を立て続けに出したりと,公共空間の番人としての自覚が垣間見え,変化の兆しが。2012/04/21

void

3
【★★★☆☆】平易に要点を絞って書いてるのでわかりやすい。しかし、第三審として公法私法多岐に渡る面から(最後にちらっと出てきた)調査官の役割は小さくないし、長官の色がどこまで出るかという点から整理の仕方に大雑把さは感じる。/全体を通して「違憲判決という結論≒私人にやさしい≒良いこと」という考えが底流にあるのは否めないが、それが泉徳治・棟居敏行インタビューで最後にも相対化されてるのは良いし、「時代(ex.高度成長期)にあった判決→その時代性を最高裁が自己認識する必要がある」という視点はなるほどと思った。2012/02/23

といさま

3
星2つ。同じく記者が書いた類書『最高裁の暗闘』との差は歴然で、残念ながらこちらが劣っている。ある意味で慎重さが求められる話なのに多くの場面、いやすべての場面で書かれざる前提が存在する。端的に言えばバイアスがかかっている。それゆえ非常に読みにくい。「憲法の世界での池上さん」になりたいとあるが、池上さんの分かりやすさの本質を勘違いしていないだろうか?最後の棟居先生の話が以上の問題点を奇しくも明らかにしている。棟居先生の話は示唆多きものであるがゆえにこちらを膨らましてほしかった。良い面もないではないので、残念。2012/02/23

あり

2
①尊属殺②薬事法③④議員定数⑤森林法⑥郵便法⑦在外選挙権⑧国籍法の8つの法令違憲に加え高田事件、玉串料事件、空知太事件の3つの違憲判決について時系列に沿って書かれており、当時の内閣や社会事情を併記しているのでとても理解しやすいです。それに加え歴代の最高裁長官の名前と特徴が書かれている読みやすい本を本書以外に知りません。2015年末に9つめの⑨再婚禁止期間の法令違憲判決が出たことも記憶に新しく、憲法9条の議論も盛んですし違憲立法審査権という制度に少しでも興味がある人ならオススメしたいです。2016/03/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4643457

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。