ハーレクイン 一夜だけの妻

著者名：ルーシー・モンロー【著者名】/大谷真理子【翻訳者名】

ハーレクイン（2012/02発売）

• ISBN：9784596127082

内容説明

ある日、自宅に送られてきた写真を見てアンジェルは色を失った。婚約者のザーヒルと恋人らしき女性の密会写真！中東の小国のプリンスであるザーヒルとは13歳のときに婚約し、恋い焦がれてきたものの彼はキスさえしてくれたことがない。それなのに、写真の中の彼は明らかに情熱に満たされ、心から幸せそうにほほ笑んでいる。愛されていないのなら身を引くべきね。アンジェルは決心し、ザーヒルを自由の身にしようとするが、その条件として、最後の願いを聞いてほしいと懇願した。「ひと晩だけ、あなたの花嫁になりたいの」■セクシーなストーリーの中にヒロインの心の機微を丁寧に描くルーシー・モンローの砂漠の国を舞台にしたストーリーです。10年間恋したシークとのせつない恋のゆくえは？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

何度も読み返す割に感想を書きにくいお話。ヒロインが13歳の時に"非公式な婚約"をした相手は皇太子ヒーロー24歳。夢見る少女と健康な男子では色々違うだろうと思うので仕方がないと情状酌量した上で読み進めても複雑。10年後。初めはヒーローが身勝手に思えムッとしますが、人並みに恋愛をしたかった彼がヒロインを大切に思っていたのも伝わってくるので許せる気持ちに。世間知らずのヒロインが愛するヒーローを解放してあげよう、でも一度きりで良いから彼の腕に抱かれたいと画策する必死さは理解できる。終盤のふたりはちゃんと恋人同士。

2022/07/05

[akiyuki_1717]

なかなか好みの展開でよかったです。ヒーローは傲慢で身勝手なのかと思いきや、子供だったヒロインに恋愛感情はなかったものの、ずっと誠実さだけは持っていたようだから、許せる範囲。愛人との常時に溺れかけたと自分に正直なところも、ムカつきながら納得できた。そのせいで正式な婚約に漕ぎ着けられなかったヒロインはもちろん可愛そうだったけど、暴露事件でぐっと大人になれて、皇太子妃としての自覚も覚悟も出来たってとこでしょうか。

2015/06/27

[ちゃろ]

⭐⭐⭐⭐再読。シークヒーローと10年前の13才のときに婚約したヒロイン。ヒーローが愛人と一緒にいるところの写真を見て、婚約から解放してあげようとする。傲慢ヒーローなんで、ヒロインがそんなヒーローを袖にしたときはスカッとした*(^o^)/*。でも、別れる前に一夜だけでもともにしたいというヒロインの心情を思うと切ない。好みのストーリーです（≧∇≦）

2014/08/27

[やまと]

芯が強く聡明なヒロインがとてもいい子で良かった。それに比べて傲慢なダメダメなヒーロー・・自分は愛人つくっておいて、ヒロインには誠実さを求めるなんて。。 どれだけ己惚れてるんだろ。。

2015/10/01

[もな]

再読です。ちゃんと読んでみると何だかんだでヒーローもヒロインのこと滅茶苦茶愛してるのね～安心した。 ヒロインの好きな人を幸せにしたいから自由にするって考えが潔くてカッコいいなと再読してわかった 大好きな本になっちゃった

2014/11/07