内容説明
幼い頃に母と死に別れ、父親は誰なのかもわからない。孤児のアシュリーはさまざまな里親の家を転々としてきたが、彼らはみな美しい少女を引き取りたがったため、地味で冴えないアシュリーを見て落胆し、虐げた。18歳になった今、そんな彼女の悲願は自分の家を持つこと。頭金をためるために、人里離れた荒野に住む貴族の秘書の職を得る。雇い主のジャック・マーチャントのもとを初めて訪れた日、傲慢だが大人の色香ただよう彼に、アシュリーは危険すら感じた。すると、まだあどけなさの残る彼女を見てジャックが皮肉を放った。「もっと経験豊富な女性に来てもらいたかった」■英国を代表する小説家、ジェーン・オースティンとブロンテ姉妹が生み出した豊穣なロマンの世界。傑作『ジェーン・エア』をモチーフに、S・ケンドリックが新たな快作を創り上げました！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
1
火事による失明だって。何か、ぽいなぁ。彼女の借金はなんだ？2018/06/27
てん・ゆう
0
本家と奥さんだいぶ違う状況なんで、うーん…ヒロインがここまで怒っちゃうかなぁ～とヒーローが気の毒に。現代風にアレンジすると スリルがまるでなくなってるのが残念。原作知らなければ楽しめるかも。2013/09/27
MOMO
0
原作ファンとしては、どうなんでしょ・・？な、感じでしたわ・・・・。なんせジェーンちゃんに比べると、アシュリーちゃんが薄っぺらなのぼせ上がった嬢さんにしか思えなくってさぁ・・。いやぁ、確かに彼女も苦労したんだろうけどさぁ・・・おまけに彼女の借金の理由もわかんないまんまだったし・・・。出会いや、ヒーローの抱える秘密や策略、事実を知ったヒロインの逃走や、思いがけない相続と出会い、そしてヒーローが負った傷など、きっちり原作を踏襲しているんだけどねぇ・・。2012/04/21
砂月周
0
ヒロインが夢見がちなのは未成年だから仕方ないのかな？と思いましたが、そんなヒロインに対するヒーローの行動が大人気ないと言うか何と言うか・・・。誠意は何処行ったと思わず言いたくなるほど、ヒーローの行為は酷かったなと思いました。感情移入出来ないカップリングだったせいか、ラストの方のご都合すぎる展開もなんか受け入れられず・・・。そういえば、ヒロインに借金があったはずだったけど、どうなったんだろう？2012/03/24
