内容説明
よく当たる占い師、奇跡の導師、スプーン曲げ、予知夢、前世……摩訶不思議な現象に惹かれる人は後を絶ちません。しかし、人間心理にひそむ陥穽を研究してきたワイズマン博士は、これら超常現象がすべてインチキであることを実験で鮮やかに示してみせます。怪しげなオカルトが看破される痛快な1冊。
目次
あなたの知らない世界へ
第1章 占い師のバケの皮をはぐ
第2章 幽体離脱の真実
第3章 念力のトリック
第4章 霊媒師のからくり
第5章 幽霊の正体
第6章 マインドコントロール
第7章 予知能力の真偽
特別付録 これであなたも超能力者
1 ~ 1件/全1件
- 評価
紀伊国屋で購入した本本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
299
「誰でも”百発百中”の占い師になれる」が面白かった。 超常現象を科学的に分析し、占い師などのテクニックを解明しようとした1冊。プロの占い師の常套句として、①相手の気持ちをくすぐる。②どちらともとれる言葉。③表現をあいまいに、が挙げられている。いきなり断定せず、相手の出方を観察しながらツボを探る。乗ってこない話題は、サッと切り替え次の話題に移る、という。「た、け、し、か、れ、しょう、ゆ」=旅・健康・仕事・金・恋愛・将来・夢の順に話を振れば、きっと会話が弾む。この呪文、大いに参考になった。2024/08/08
徒花
134
ときおりユーモアを交えつつ(滑ってるのも多いが)、多くの具体例を提示しながら幽霊やテーブル・トーキングといった超常現象がイカサマや錯覚であるかということが説明されている一冊。おもしろいことはおもしろいが、自分が望んでいるようなものではなかった。2016/02/17
GAKU
47
占い師、超能力者、予言者、体外離脱、幽霊、ポルターガイスト、降霊術、カルト教団等超常現象とされていることが、実際には脳によって間違って認識されていることにより、起こっているように見えている。いろいろな実例を取り上げて,どうして人は騙されるのか?どうして脳はそのような認識をしてしまうのか?解明してくれています。私はもともと超常現象というものは信じておりませんし、体験したこともなかったのですが、体験した人達はこのような理由だったのかと、今までの疑惑がスッキリしました。これは面白かったです。2016/04/23
Koichiro Minematsu
26
ヒトは何かにターン見つける能力には、まったく無関係な二つのものの間に関連性を見いだそうとする、生まれながらのすうせいがある。その中で摩訶不思議な体験をしたと納得する。ミステリーが脳内に潜んでいる。2019/06/02
ヨミナガラ
20
“私たちはなぜ、超常体験をするように進化したのだろう”(ロールシャッハテスト)“現在ではこのテストが不正確で信頼できないことが判明している。とはいえ、なにごとにもいい点はある〔…〕このテストが数々の笑えるジョークを生んでくれたこと”“「俺のかかりつけの精神分析医が最悪でね。いったいなぜ、おふくろが裸になった絵ばかり見せるのか、わけがわからないよ」”“葉ずれの音を風のいたずらと考えてその場を動かないか、おそらくトラだと判断して逃げ出すか”“一つの事実を見落とすより、事実ではないパターンを複数見るほうがまし”2014/06/19
-
- 電子書籍
- 西洋文化の鼓動と近代京都 : 蘇った古…
-
- 電子書籍
- 福むすめ - 樽屋三四郎言上帳 文春文庫
-
- 電子書籍
- 砂糖相場の罠 - 長崎奉行所秘録伊立重…
-
- 電子書籍
- サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞…
-
- 電子書籍
- 星を追う子ども アガルタの少年 1 M…