内容説明
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中華文明に対し、自国を意識したことによっておこった学問「国学」。本書はその国学が、上代文献、なかでも『日本書紀』を、どのように研究し何を明らかにしてきたかを論じる。大陸の学問は『日本書紀』研究にどのような影響をもたらしてきたのか。『日本書紀』研究史の再構築をめざし、文献のなかの古代がどう研究されてきたのかを探る。
目次
序論 本書の視点と構成
第1章 近世国学までの『日本書紀』研究史(上代文献の訓読と『日本書紀』研究
注釈史からみた「日本書紀抄」の成立 ほか)
第2章 荷田春満の『日本書紀』研究(荷田春満の『日本書紀』研究と卜部家
青年期における荷田春満の『日本書紀』研究-東丸神社蔵『神代聞書』翻刻を通じて ほか)
第3章 近代における『日本書紀』研究(武田祐吉の『日本書紀』研究-新出資料と著作を通して
折口信夫の「日本紀の会」と『日本書紀』研究)
結論



