内容説明
極貧の家庭、苛烈な虐待、そして児童養護施設へ――。小学5年生から高校3年生まで施設で過ごした著者・松尾知枝。今、自分を支えてきた日記を改めて開き、生きてきた軌跡を振り返る。失われた家族の絆を取り戻すため、貧乏女子大生からJALのCAに、そしてタレントに転身。はたして知枝は何を手に入れ、何を失ったのか――。感動の手記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もも
6
自分の人生とは大きくかけ離れすぎていて、そしてその容姿からは想像もできないような壮絶な過去に驚いた。この方を真似して毎日日記を書くようになってから、自分を今まで以上に見つめることができている。2016/05/10
m.
4
合コン・婚活アナリストとしての彼女の本を先に見ていたので、こんな壮絶な過去があったとは…本当に驚いた。子どもの貧困は身近な所でも感じていたが、私は全く実情を分かっていないのかもしれない。彼女の生命力というか、逆境を生きる様はもはや才能。「自分を諦めない」ということを、一生かけて体現されていく方だと思う。2016/01/14
Akimichi Tobita
4
偶然書店で見つけた「3年以内に…」を読んで、著者のことを知り、内容も異性から見た分析が面白く、その後はFacebookで日常を垣間見ていましたが過去のことを全く知らないことに気がついて、本書を読んでみたが…ビックリ、かなりの人生を強い意思で切り開いて来たのだとただただ脱帽!自分がいかに恵まれた環境で生ぬるいかを悟った一冊。2013/05/14
tkotaro
4
極貧、児童養護施設、大学、JALのCA、アラサーグラビアタレント。壮絶で波乱万丈の人生だが、読後に不思議と暗さやお涙頂戴感はない。それは著者の「前向きさ」「生きる力」が圧倒的だからだろう。2012/02/13