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内容説明
日本のかけがえのない資産──。それは伝統と文化。
世界で日本人が誰に知られるともなく、見られるでもなく、大切に育ててきた一本の苗木がある。それが「美質」である。巨大な森も、いまは頼りなく命を明滅させる一本の苗木からはじまる。
【主な内容】
序 章 美質――必要な資質は何か/第1章 新しい世の中がはじまろうとしている/第2章 真のグローバル化は内面からはじまる/第3章 サービスを中心とする資本主義/第4章 奉仕が最高の価値を意味する世の中
第5章 企業の持続的成長を求めて/第6章 仕事の意味が変わる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
3
日本香道とノードストローム。何を提供するのかという視点。一見、モノであるようだが、実際はモノを通した価値・サービスを提供するということ。そういう考え方には100%賛同している(自分とはレベルが違いすぎるだろうが)ので、素直に読むことができた。もちろん、そこに至るには、それ相当のエネルギーが必要ということもわかる。そして、外なるグルーバルと、内なるグローバル。今、この国の大半は、間違ったグローバルということが跋扈しているとも。先人が育んできたよいものを、次に引き継がなくてはいけない。2012/03/31
Kazuo Ebihara
0
小仲正久さんは、隠れたグローバル高収益企業「日本香堂HD」の会長。 ベッツィ・サンダースさんは、高級百貨店ノードストローム元副社長。 日本香堂は、お線香という「もの」を売っているのでなく、 「癒しとやすらぎ」を全世界に提供している。 企業の持続的成長は、 People 人 Planet 地球環境 Profit 収益 3Pの長期的育成が大切である。 「歴史と文化」が日本の美質であり、 「勤勉さ、真摯さ、思いやり」こそが日本人の美質である。 サンダースの説くサーバント・リーダー2012/02/10